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(フランス、パリ)
全仏オープン9日目、男子シングルス4回戦で、1998年覇者のC・モーヤ(スペイン)が登場、このところの好調さを印象付けるようにJ・ビョークマン(スウェーデン)を7-6(7-5), 6-2, 7-5で退け、2004年以来となる準々決勝進出を決めた。
モーヤは第1セットは2-5の劣勢から挽回を見せると、次第に試合を支配した。ファースト・サーブも好調で、73%の確率でポイントを奪った。
準々決勝では同じスペイン、マヨルカ島出身のR・ナダル(スペイン)と激突する。
「ナダルは(先輩である)僕から何も教わったりしてないよ。でも、何かを教わったとしたら、僕以上に上手くやったんだね。」と、モーヤは笑いながら後輩の成長振りを讃えた。しかし、モーヤは先月のハンブルグでも4強入りを果たしているだけに脅威となりうる存在だ。「普段の友達でもコートの上ではライバル。互いによく知っているだけに、接戦になると思う。」
この日、センター・コートであるフィリップ・シャトリエ・コートの第1試合に登場したのが第6シードで20歳のN・ジョコビッチ(セルビア)で、F・ベルダスコ(スペイン)を6-3, 6-3, 7-6(7-1)で勝利を上げ、2年連続の8強入りを決めた。
「今日の試合で一番重要だったことは、大切なポイントでベストのプレーができたこと。前へ踏み込んで攻撃的なプレーができたし、これまでの試合でミスを出していたところを修復できるように努めた。」と、ジョコビッチは自らに合格点を与えた。
土曜日の3回戦では、O・パシャンス(フランス)相手に4時間もの死闘を物にしたジョコビッチは、これでベルダスコから3度目にして初白星を飾った。今季すでに3回優勝しており、その1つである3月のマイアミのマスターズ・シリーズではナダルを初めて下している。
ジョコビッチはI・アンドレエフ(ロシア)と準々決勝で顔を合わせる。アンドレエフはこの日第16シードのM・バグダティス(キプロス)を2-6, 6-1, 6-3, 6-4の逆転で下している。1回戦で第3シードのA・ロディック(アメリカ)から金星を上げたアンドレエフは、ナダルがクレーでの連勝記録となる81連勝を上げる直前にナダルを下したクレー巧者。その連勝を止めたのが、ランキング1位のR・フェデラー(スイス)で、先月行われたハンブルグのマスターズ・シリーズの決勝だった。
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