（カタール、ドーハ）
ドーハアジア大会１２日目は、男女シングルス、ダブルスの準決勝が行なわれた。男子シングルスでは添田 豪が、女子シングルスでは中村 藍子がそれぞれ決勝進出をかけ戦ったが、ともに格上相手に惜敗を喫し銅メダルが確定した。一方ミックスダブルスでは、岩渕 聡/森上 亜希子組が見事決勝進出を決めた。
この日、男子シングルス準決勝に登場した第５シード添田（ミキプルーン）の相手は、格上第３シードのＤ・ウドンチョケ。第1セットこそ良いところなく０－６と簡単に落とした添田だったが、試合が進むにつれ本来の動きを取り戻し、第２セットを逆に６－２で奪い返し試合を五分に戻す。しかし添田が健闘したのはここまで。結局、好調ウドンチョケがファイナルセットを６－２で奪い試合を決めた。勝利したウドンチョケは決勝でリー・ヒュンタクと対戦する。リーは準決勝でＣ・マミット（フィリピン）を7-5, 6-0で下しての勝ち上がり。
また女子シングルス準決勝では、第３シードの中村（ニッケ）が第２シードの鄭潔（中国）と対戦したが、こちらも3-6, 2-6のストレート負けを喫し銅メダルが確定した。決勝で鄭を迎え撃つのは、準決勝で第１シードのＮ・リー（中国）を6-2, 6-2で下した第４シードのＳ・ミルザ（インド）。
一方、この日ミックスダブルスに出場の岩渕（ＰＴＮコーチング）/森上（ミキハウス）ペアは、ルー・イェンスン（台湾）/Ｓ・シェーに7-6(7-5), 6-3で競り勝ち、見事決勝進出を決めた。同ペアは金メダルをかけ決勝で強敵Ｌ・パエス（インド）/Ｓ・ミルザ組と対戦する。
その他の日本勢では、女子ダブルス準決勝に不田 涼子（フリー）/米村 知子（ワコール）組が登場したが、第１シードの鄭潔/ヤン・ツー（中国）組の前に6-2, 6-2のストレートで敗れ銅メダルとなった。
（2006年12月13日10時50分）
波乱連発 シード半数以上が敗退 
