ブレーク、　アガシ風ファションで好調をキープ

（アメリカ、ニューヨーク州フラッシング）

白熱するＵＳオープンは、金曜日に大会５日目を迎えた。男子シングルス２回戦では第５シードのＪ・ブレーク（アメリカ）が登場、Ｔ・ガバシュビリ（ロシア）を6-3, 6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下し、３回戦進出を決めた。ブレークは、１９８０年代風のバンダナ、ピンクのストライプのシャツ、そしてピンクのスパッツに黒の短パンで登場し、今大会限りで引退するＡ・アガシ（アメリカ）の若い頃を意識したようなスタイルだった。

３回戦では、Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス）を7-6 (5), 7-6 (7), 6-4で下したスペインのベテランＣ・モーヤ（スペイン）と対戦する。1998年には全仏オープンを制し、世界ランキングNo.1にも輝いたモーヤだが、近年は低迷気味で現在ランキングも48位、昨年の今大会では２回戦敗退だった。

第７シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）はＮ・マウー（フランス）と対戦、第１セットを6-0と奪った時点でマウーが腹部の痛みで途中棄権、勝利を手にした。ダビデンコは次の試合でＬ・クボット（ポーランド）と対戦する。クボットはＮ・オクン（イスラエル）をフルセットで下しての勝ち上がりで、両者はともに予選勝ち上がりだった。

第１０シードのＦ・ゴンサレス（チリ）は３回戦で第１７シードのＡ・マレー（英国）と対戦する。両者ともにストレートセット勝利での勝ち上がりで、特にマレーはＡ・ディマウロ（イタリア）にわずか２ゲームしか与えないという完勝ぶり。

その他、第１２シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）と第２３シードのＤ・ツルスノフ（ロシア）がそれぞれ勝ち上がり、３回戦で対戦する。

ナイトマッチでは、第４シードのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）が２０００年の覇者Ｍ・サフィン（ロシア）と対戦する。サフィンはランキングを落としており、今大会はノーシードからの出場となっている。