スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれているローレウス世界スポーツ賞は3日、公式サイトでノミネート者を発表。男子テニスで世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)が「年間最優秀男子選手賞」にノミネートされた。
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同賞は前年にスポーツ界で活躍した個人及び団体を選出して称える賞で、スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれており、21歳のアルカラスは2度目のノミネート。2023年には「ワールド・ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
アルカラスは昨年、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で大会2連覇を達成。
全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を4時間19分に及ぶフルセットの死闘の末に下し、大会初制覇を成し遂げ、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで完勝し、同大会2連覇を達成するとともに、四大大会4度目のタイトルを獲得。
同一シーズンに全仏オープンとウィンブルドンを制覇したアルカラスはR・レーバー(オーストラリア)、B・ボルグ(スウェーデン)、そしてBIG3と呼ばれるR・ナダル(スペイン)とR・フェデラー(スイス)とジョコビッチに次ぐ史上6人目の選手となった。
その後、アルカラスはパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で初出場ながら銀メダルを獲得。
レーバーカップ2024(ドイツ/ベルリン、室内ハード)では最終試合のシングルスに勝利し、チーム・ヨーロッパを勝利に導いた。
そしてチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)では世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)を破り優勝。
アルカラスは2024年シーズンを54勝13敗で締めくくった。
これらの活躍によりアルカラスはローレウス世界スポーツ賞「年間最優秀男子選手賞」にノミネートされた。
受賞者は4月21日に発表される。
【年間最優秀男子選手賞 ノミネート】
カルロス・アルカラス(テニス)
アルマンド・デュプランティス(陸上)
レオン・マルシャン(水泳)
タデイ・ポガチャル(競輪)
マックス・フェルスタッペン(レーサー)
なお同賞を主催するローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーは先月27日に公式サイトを更新し、ノミネートが確実視されていたシナーが現在、禁止薬物の陽性により3ヵ月の出場停止処分を受けていることを受け、ノミネートされないと声明を出している。
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