男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は30日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク24位のA・ポピリン(オーストラリア)が第4シードのD・メドベージェフを6-4, 2-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、3年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。ポピリンは試合後「これは僕にとって大きな一歩だ」と語った。
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25歳のポピリンは今季、8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で優勝を飾り自身最大のタイトルを獲得。同大会後の世界ランキングでは自己最高位となる23位を記録した。
また、同月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)3回戦ではN・ジョコビッチ(セルビア)破る金星を挙げている。
今大会は1回戦で世界ランク36位のM・ベレッティーニ(イタリア)を下し2回戦に駒を進めた。
世界ランク5位のメドベージェフとの顔合わせとなった3回戦の第1セット、ポピリンは相手に1度のブレークを許しながらも自身は2度のブレークを果たし先行する。
続く第2セットはメドベージェフに2度のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれたポピリンだったが、ファイナルセットでは4-4で迎えた第9ゲームで4度のブレークポイントをセーブする粘りをみせると、最後はタイブレークを制し、2時間30分で16強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにポピリンのコメントを掲載している。
「雰囲気は最高だったし、観客も素晴らしかった。今年最後のマスターズなので、いい成績を残したかった。上位に入りたかったし、これは僕にとって大きな一歩だ」
勝利したポピリンは3回戦で世界ランク21位のK・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同31位のG・ペリカー(フランス)を下しての勝ち上がり。
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