女子テニスで世界ランク75位の大坂なおみは14日に自身のSNSを更新し、コーチを務めていたウィム・フィセッテ氏と関係を解消したと発表。これを受け同日にフィセッテもコメントを発表した。
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フィセッテは2019年12月に初めて大坂のコーチに就任。大坂はその後2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2021年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を制覇した。
2022年の7月に一度関係が解消されたが、2023年後半に出産からの復帰を目指す大坂陣営に再び加入。そして今季は開幕から復帰を果たした大坂のサポートをここまで続けてきた。
14日にインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新した大坂はフィセッテに「4年間、2回のグランドスラム優勝、そしてたくさんの思い出。素晴らしいコーチであり、さらに素晴らしい人であったウィムに感謝します。あなたの幸運を祈っています」とメッセージを送った。
そして同日にフィセッテも自身のインスタグラムを更新しコメントを発表した。
「2019年に初めてなおみのコーチを始めたが、本当に楽しかった。復帰の旅に参加し、彼女が人として、アスリートとして、そして今では母親として成長していく姿を見ることができてさらに嬉しかった。彼女は多くの点でチャンピオンだ」
「私たちはゼロからスタートし週ごとに成長した。ツアーでの15年間で今年は素晴らしい人々と一緒に仕事をした最高の年だった。敗北のたびに私たちはより一生懸命に、より良く働き大きく成長した」
「私たちは突破口に非常に近づいていた。正しいことをして、仲間から正しい方向に進んでいると言われ続けても、それをつかみきれていないのはつらいことだ。コーチとしてプロセスを信じ続け、教訓がトロフィーに近づいていたことをわかっていた」
「全米オープンの後、新しい道を進むことをなおみが決めた。この2回目の挑戦を、彼女が復帰するための道を築いたことへの感謝とより多くの良い思い出とともに締めくくることができるとわかって、私はそれを受け入れた。お互いと家族の幸運を常に願っている」
「私は今、新しい章を楽しみにしており、次の素晴らしいパートナーシップにわくわくしている」
女子テニス協会のWTAは大坂が復帰後に世界ランキングトップ20の選手に対して6度勝利を収めたにも関わらず、準々決勝に進出した大会がわずか2大会に留まり結果が伴わなかったことを今回のコーチ解任の要因の一つに挙げている。
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