11度目の正直 デミノーがチチパス撃破

ゲッティイメージズ
ベスト4進出を果たしたデミノー
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は2月29日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が第5シードのS・チチパス(ギリシャ)を1-6,6-3,6-3の逆転で破り、2年連続のベスト4進出を果たした。

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ツアーでは11度目の顔合わせで、チチパスの10勝0敗と負けなしで迎えたこの一戦。直近では昨年8月のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)決勝で対戦しており、そのときはチチパスがストレート勝ちをおさめ優勝を飾った。

昨年王者として今大会出場している世界ランク9位デ ミノーは、1回戦で同64位のダニエル太郎、2回戦で同37位のS・オフナー(オーストリア)をそれぞれストレートで下し8強入りした。

一方のチチパスは1回戦で世界ランク39位のR・サフィウリン、2回戦で予選から出場した同69位のF・コボリ(イタリア)をこちらもストレートで破り、ベスト8に駒を進めている。

この試合、デ ミノーは第1セット第1ゲームで幸先良くブレークに成功したものの、第2ゲームでブレークバックを許すと、その後5ゲーム連取を許し先行される。

流れを変えたいデ ミノーは第2セット、第2ゲームで先にブレークするも、再び直後のゲームをキープできずイーブンに戻される。その後も1度ずつブレークを奪い合い迎えた第6ゲームで、デ ミノーはラブゲームでこのセット3度目のブレークに成功すると、第9ゲームのサービング・フォー・ザ・セットで4度目のセットポイントをものにしセットカウント1-1に追いついた。

ファイナルセット、主導権を握ったデ ミノーは第5ゲームでブレークを奪うと、第9ゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを制し、2時間9分で逆転勝ちをおさめるとともに、対チチパスツアー11戦目にして初勝利をあげた。

準決勝では世界ランク50位のJ・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは準々決勝で同53位のM・キツマノビッチ(セルビア)をストレートで下しての勝ち上がり。

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