ご乱心 重要ポイント手放すまさかの行動

ゲッティイメージズ
ファン・デ・ザンスフルプ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は20日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク70位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)はワイルドカード(主催者推薦)で出場してる同68位のG・モンフィス(フランス)に1-6, 6-7 (9-11)のストレートで敗れ初戦敗退となった。この試合の第2セットでファン・デ・ザンスフルプは多くのセットポイントを逃がしメンタルを乱した。

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28歳のファン・デ・ザンスフルプが同大会に出場するのは3年連続3度目。一昨年と昨年は初戦を突破し2回戦で敗れている。

1回戦の第1セット、ファン・デ・ザンスフルプは試合開始から5ゲームを連取され、わずか26分で先行される。

それでも第2セットに入ると、徐々にペースを掴みキープを続け、第6ゲームで先にブレークを果たす。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで1度のセットポイントを落としブレークバックされると、第10ゲームと第12ゲームでも計5度のセットポイントを逃す。ファン・デ・ザンスフルプは苛立ちをあらわにし、ラケットを破壊。この行為により警告受ける。

その後のタイブレークではモンフィスのマッチポイントを3度しのぐ粘りをみせたものの、そこからさらに2度のセットポイントを落としたファン・デ・ザンスフルプ。計8度のセットポイントをものに出来なかったことからさらにメンタルを乱し、8-8の場面ではサービスでポイントを奪い9度目のセットポイントを獲得したにも関わらず、ボールを観客席に打ち込んでしまい、2度目の警告を受けポイントペナルティで失点。

まさかの形で9度目のセットポイントを逃すと、その後モンフィスに4度目のマッチポイントを握られた場面でモンフィスの放ったボールがネットインとなり、最後は運にも見放され初戦敗退となった。

勝利したモンフィスは2回戦で同48位のジャン・ジジェン(中国)と対戦する。ジャンは1回戦で第7シードのL・ムセッティ(イタリア)を下しての勝ち上がり。

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