男子プロテニス協会のATPは26日、28日に開幕する21歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)に向けて新ルール追加を発表。コート上でのウォーミングアップ無しなど8つのルールを公開した。
>>綿貫 陽介、中川 直樹ら四日市CH組合せ<<
同大会は21歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位7選手と、ワイルドカード(主催者推薦)が与えられた選手の8名が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。試合形式は4ゲーム制の5セットマッチで、2017年から新型コロナウイルスの影響を受けた2020年を除き過去5度開催されている。
初代チャンピオンはチョン・ヒョン(韓国)で、以降はS・チチパス(ギリシャ)、J・シナー(イタリア)、C・アルカラス(スペイン)、B・ナカシマ(アメリカ)。
今年はサウジアラビアのジッダで28日から12月2日まで開催。全5試合に勝利し完全優勝を成し遂げれば51万4,000ドル(約7,680万円)が獲得でき、参加するだけでも15万ドル(約2,200万円)が賞金として付与される。
今大会はA・フィス(フランス)、L・ヴァン・アッシュ(フランス)、D・ストリッカー(スイス)、F・コボリ、A・シェルバイ(ヨルダン)、A・ミケルセン(アメリカ)、H・メジェドビッチ(セルビア)、L・ナルディ(イタリア)の8選手が出場する。
【グリーングループ】
フィス
シュトリッカー
コボリ
ナルディ
【レッド・グループ】
ヴァン・アッシュ
ミケルセン
メジェドビッチ
シェルバイ
<2023年の変更点>
・コート上でのウォームアップは無し
試合はコイントスの直後に開始され、ウォームアップのための練習は別に用意される。
・ショットクロックの短縮
ファーストサーブとセカンドサーブの間に新たに最大8秒が導入。これはファーストサーブやセカンドサーブのレットの後にも適用される。前回同様、前のポイントのショット数が3本以下の場合、ポイント間の時間は25秒から15秒に短縮される。
・ウェアラブル端末
ウェアラブル端末を使用することで、試合中の選手のデータをトラッキングし、視覚化することができる。
・解析
“Tennis Data Innovations”と“Kinexon”が開発した新しいフィジカル度指標で、選手とボールのトラッキング技術による身体的な運動量を把握できる。ショットの質など、既存のTDI(Tennis Data Innovations)インサイトが大会で初めて使用される。
・試合中の分析
新たに導入されるテニスIQプラットフォームは、コートサイドに座っているコーチがデータにタグ付けされたビデオ映像とともに利用でき、試合データはリアルタイムで更新され視覚化される。
・ベースキャンプ
ベースキャンプは、大会前に行われるコート外での新しいイベント。一連のテストを通じて選手のスキルとフィジカルを測定し、ファンが出場選手を知る新しい方法。
・その他
審判台を低くし、観ているファンの視覚的な障害を軽減。すべてのラインコールに電子ラインコールを導入。スコアボードを簡素化し、ファンの理解度を向上。
・21歳以下最終戦、賞金過去最高に
・21歳以下最終戦出場8選手が決定
・ナカシマ 無敗で21歳以下最終戦V
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