シャポ「歩くこと出来なかった」

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膝の負傷を明かしたシャポバロフ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日に男子シングルス4回戦が行われ、第26シードのD・シャポバロフ(カナダ)は世界ランク92位のR・サフィウリンに6-3, 3-6, 1-6, 3-6の逆転で敗れ、2年ぶり2度目のベスト8進出を逃した。会見でシャポバロフは膝の怪我に苦しめられていることを明かした。

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24歳のシャポバロフがウィンブルドンに出場するのは今回が6回目。最高成績は2021年のベスト4進出となっている。

今大会は1回戦で世界ランク107位のR・アルボット(モルドバ)、2回戦で同49位のG・バレール(フランス)、3回戦で同142位のL・ブロディ(イギリス)を下し4回戦に駒を進めた。

迎えた4回戦、シャポバロフは第1セットを奪ったものの、徐々にミスが目立ち始め、第2セット以降は9本のダブルフォルトをはじめ、29本のアンフォースドエラーを犯し、1度もブレークをすることが出来ず2時間11分でサフィウリンに敗れた。

試合後の会見でシャポバロフは膝の怪我に苦しめられていることと、北米シーズンを欠場する可能性について語った。

「膝はずっと痛かった。試合の最初から大臀筋や膝の周り、大腿四頭筋、その他もろもろに疲労が溜まっていたんだ。どんどんひどくなっていった。他の部分が疲れてくると、膝への影響も大きくなってくる。試合が進むにつれて、耐えられなくなっていったよ」

「(完治には)最低でも2ヵ月かかると思う。手術がなければいいんだけど。手術をすればもっと長くなるのは明らかだけど、最低でも2ヵ月だと思うよ」

「試合の終盤はプレーどころか歩くことも出来なかった。ここ最近で最悪の状態だろうね。チームと話し合う必要がある。専門医に診てもらって、自分に何ができるかを考える必要がある」

「しばらく休養してこの問題を解決し、秋にまた戻ってくるのがいいのかもしれない。でもそうすると、大好きな北米でのプレーができなくなる。厳しいけど、残念ながらそれが僕たちの人生なんだ」

また、この怪我には長く悩まされていることも明かした。

「何年か前にも悩んだことがあるんだけど、その時は治ったんだ。去年のウィーンの決勝でまた痛み始めた。その後のパリはとてもひどかった。だからオフシーズンで何とか立て直したいと思っていたんだ。でも去年のウィーン以来、調子が上がったり下がったりを繰り返しているよ」

シャポバロフの一日も早い回復が願われる。

一方、勝利したサフィウリンは2014年に当時世界ランク144位でベスト8に進出したN・キリオス(オーストラリア)以来、最低ランクでのウィンブルドン8強となった。

準々決勝では第8シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは4回戦で同85位のD・ガラン(コロンビア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第7シードのA・ルブレフが8強、第21シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が16強に駒を進めている。

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(2023年7月10日8時36分)
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