チチパス「試合を待っていた」

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ステファノス・チチパス
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男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、第2シードのS・チチパス(ギリシャ)が予選勝者で世界ランク82位のC・ガリン(チリ)を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで破り、3年連続4度目のベスト16進出を果たした。

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24歳のチチパスは、先月のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)を肩の負傷で欠場すると、前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では第2シードとして出場するも初戦敗退を喫している。

マイアミ・オープンでチチパスは2021年に記録したベスト8が最高成績で、2019年と2022年は4回戦に進出している。今大会ではシードのため初戦となった2回戦で世界ランク40位のR・ガスケ(フランス)と対戦する予定だったが、試合を前に棄権を表明したため勝ち上がりを決めた。

チチパスにとっては初戦となったこの日の第1セット、序盤からサービスキープが続くと終盤で3ゲームを連取し先行する。続く第2セット、第2ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐも終盤となった第10ゲームでブレークを許し、1セットオールとされる。

迎えたファイナルセット、チチパスはファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。リターンゲームでは第9ゲームでブレークに成功し、2時間4分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「長い間、試合に出場するのを待っていた。この1週間はマイアミに滞在して、ほとんど休暇のような気分だった。だから、いいスタートができてよかった。今日は良いテニスをしている相手との難しい試合だったね」と語った。

「この勝利を楽しむつもりだよ」と続けたチチパスは肩の状態について「ここ数週間は治すのに大変な道のりだったけれど、良くなってきているのはうれしいね」と明かしている。

勝利したチチパスは4回戦で第14シードのK・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは3回戦で世界ランク44位のJ・レヘチカ(チェコ)を6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第25シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)と世界ランク79位のQ・アリス(フランス)が16強に駒を進めている。




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(2023年3月28日7時44分)
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