アルカラス、メド撃破で大会初V

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カルロス・アルカラス
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男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第5シードのD・メドベージェフを6-3, 6-2のストレートで破り、大会初優勝を飾るとともにキャリア通算8度目のタイトルを獲得した。また、この勝利により20日付の世界ランキングでN・ジョコビッチ(セルビア)を抜き1位に返り咲くことが決定した。

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両者は2度目の顔合わせでメドベージェフの1勝。唯一の対戦は2021年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)2回戦で、そのときはメドベージェフがストレート勝ちをおさめた。

19歳のアルカラスは今季開幕前に右脚を負傷し全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を欠場。それでも復帰戦となった先月のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で今季初優勝、続くリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)で準優勝を飾っている。

前週のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)を右ハムストリングス負傷により欠場し1週間の休養をとって臨んだ今大会、シード勢は1回戦が免除のため初戦となった2回戦で世界ランク94位のT・コキナキス(オーストラリア)、3回戦で同36位のT・フリークスポール(オランダ)をどちらもストレートで撃破。続く4回戦では同56位のJ・ドレイパー(イギリス)、準々決勝で第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4,6-4のストレートで破り、準決勝に進出すると第11シードのJ・シナー(イタリア)を下し優勝に王手をかけている。

一方、メドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たした。

今大会は初戦となった2回戦で世界ランク48位のB・ナカシマ(アメリカ)、3回戦で同85位のI・イヴァシカ、4回戦で第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で第23シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、準決勝で第14シードのF・ティアフォー(アメリカ)を下してマッチ19連勝で決勝に駒を進めている。

この日の第1セット、アルカラスはファーストサービスが入ったときに85パーセントの確率でポイントを獲得。第2ゲームで得た1度のブレークチャンスをものにし、3ゲーム連取に成功するとメドベージェフに1度もブレークポイントを与えず。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームを難なくキープし、先行する。

続く第2セット、勢いに乗るアルカラスは第1ゲームから4ゲーム連取に成功。試合を通じて1度もブレークチャンスを与えず、1時間10分で勝利した。

敗れたメドベージェフはキャリア通算19度目のツアー優勝とはならず。連勝記録は19でストップした。




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(2023年3月20日9時25分)
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