国枝慎吾 引退を発表

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昨年の楽天ジャパンOPでの国枝
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男子車いすテニスで世界ランク1位の国枝慎吾が22日にSNSを更新し、同日付けで現役を引退すると発表した。声明では「もう十分やり切ったという感情が高まり、決意した次第です」とつづっている。

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38歳の国枝は2021年の東京パラリンピック(日本/東京、ハード)で金メダルを獲得。昨年は7月のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝を果たし、四大大会とパラリンピックを制覇する生涯ゴールデンスラムを達成していた。

以下声明全文

「2023年1月22日付で引退することになりました。夢が叶った東京パラリンピック後から引退についてはずっと考えており、昨年念願のウィンブルドンタイトルを獲得してからは、ツアーで戦うエネルギーが残り僅かである事を感じる日々でした。昨年10回目の年間王者になった事で、もう十分やり切ったという感情が高まり、決意した次第です。」

「2006年で初めて世界一位になってから17年。最後まで世界一位のままでの引退は、カッコつけすぎと言われるかもしれませんが、許してください(笑)」

「ツアーを周りはじめてから20年が経ちました。この20年の間に車いすテニスもグランドスラムで採用されるようになり、賞金も飛躍的上がり、環境が変わっていく様を身をもって体感できました。国際テニス連盟が車いすテニスも管轄していることで、どのパラリンピック競技よりも、健常者と障がい者の垣根が低いスポーツだったと思います。まだまだ今後も更に発展していくことを願っています。」

「2009年にプロ転向をしてから私の考えに共感して頂き、長い間支えてくださった所属であるユニクロ様、ホンダ様、BNYメロン様、OX様、IRC様、ANA様、麗澤大学様、YONEX様、NEC様、森永製菓様、各スポンサーの皆様に心より感謝いたします。」

「そして遠征中も自宅でも愛着持ってすべてをサポートしてくれる妻、いつでも相談に乗ってくれるマネージャー、今まで関わってくれたコーチやトレーナーの皆様、車いすテニスを始めるキッカケでもあるテニスクラブTTC、沢山の方々にサポートして頂きました。コート上では一人ですが、常に皆と一緒に戦えたチーム力の勝利でもありました。」

「また、長年ともに戦ってきたライバルであり、友人でもある選手たちにも感謝を伝えます。熱い戦いがあればこそ、ここまでやってくることができたと思います。」

「最後に、何より日頃から応援して頂いているファンの皆様、長い間本当に有難うございました。」

「2月7日に記者会見を予定しているので、私の気持ちを詳しくお伝えしたいと思います」

「最高の車いすテニス人生でした。今後も車いすテニスへのご声援宜しくお願い致します 国枝慎吾」

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(2023年1月22日12時13分)
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