錦織敗北「イップス的な感じ」

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2回戦で敗れた錦織圭
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク53位の錦織圭は同78位のJ・トンプソン(オーストラリア)に5-7,4-6,7-5,3-6で敗れ、8度目の3回戦進出とはならなかった。試合後の会見では「イップス的な感じでした」と苦戦の要因を語った。

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新型コロナウイルスの感染拡大のため2019年以来2年ぶりの開催となるウィンブルドン。トンプソンのサービスやストロークに苦しみブレークチャンスが得られなかった錦織は2度のブレークを許しセットカウント0-2と崖っぷちに追い込まれる。

第3セットを奪い反撃した錦織だったが、第4セットの第4ゲームではミスを連発。3時間5分の熱戦の末に力尽きた。

錦織は「そもそも1、2セット目はまったくフォアが入んなかったです。3セット目からやっと入るようになってきましたけど、今までにないくらいまったく入んなかったので、なかなかリズムがつかめなかったです。リターンのチャンスも最初の2セットはなかったので、ずっとつらい感じでゲームが進んでましたね」とコメント。

「イップス的な感じでした。急にまったく入んなくなったので、なおったからいいんですけど。ちょっと2セットは理由も分からず、という感じでした」

「(トンプソンの)サーブが良かったのは意外でした。ハードでやるよりも伸びてきて脅威に感じました。ストロークやリターンもしっかり入れてくる、ミスんないで入れてくるのでちょっとずつプレッシャーがかかってきたのかもしれないですね」

「試合前はけっこう早めにブレークのチャンスがくると思っていたんですけど、それがこなかったのは落ち着きがなくなった原因かもしれないです」

ウィンブルドン初の2回戦突破を果たしたトンプソンは、3回戦で世界ランク79位のI・イヴァシカと対戦する。イヴァシカは2回戦で同61位のJ・シャルディ(フランス)を逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第2シードのD・メドベージェフ、第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのM・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)らが3回戦進出を決めている。

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(2021年7月2日5時43分)
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