涙のマレー「戻ってこれた」

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初戦を突破したマレー
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男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は15日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク124位のA・マレー(イギリス)が同46位のB・ペール(フランス)を6-3,6-2のストレートで破り、2016年以来5年ぶり10度目の初戦突破を果たした。

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2018年6月のAEGON国際(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)以来3年ぶりの芝コートでの試合を戦ったマレーは、3度のブレークに成功。ペールに1本もブレークポイントを与えることなく1時間5分で快勝した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトでマレーのオンコートインタビューの動画を公開し「身体は歳を取ったよ。でもプレーは動きなど含めてとてもよかった。3年ぶりの芝の試合だったし、あまり練習もできていなかったからどうプレーすればいいかあまりわからなかった」と明かした。

さらに「最初の試合としてはよかった。僕はテニスが好きだから。競技としてやることがハードに練習する理由で、ここ3年間は望むようにできていなかった。だから戻ってこれたのは本当にうれしい」と目に涙を浮かべた。

2回戦で第1シードのM・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。ベレッティーニは1回戦で世界ランク88位のS・トラヴァグリア(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、第6シードのD・エヴァンス(イギリス)、世界ランク39位のA・ブブリク(カザフスタン)らが2回戦へ駒を進めた。

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(2021年6月16日9時14分)
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