男子テニスの国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ（スペイン/マドリッド、室内ハード）は２６日に公式サイトで開催を２０２１年１１月に延期すると発表した。同大会への出資を行うコスモステニス創設者のジェラール・ピケ氏は「大きな失望だ」とコメントを出した。

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本来は今年１１月２３日から２９日にかけて開催される予定だったが、来年の１１月２２日開幕へと１年間の延期が決まった。同大会には、今年３月の予選を勝ち抜いた国とシード国による組み合わせがそのまま起用される。

スペインのサッカークラブＦＣバルセロナに所属する元スペイン代表でもあるピケ氏は公式サイトで「２０２０年にデビスカップ・ファイナルズが開催されないことは僕らにとって大きな失望だ。各予選通過国の状況が今後どうなるか、そしてスペインでの規制が緩和されるかわからない。１１月の状況を予測し、マドリッドへの渡航者の安全は保障できるものではない」とコメント。

続けて「今回の延期はデビスカップの長期的な展望には何も影響はない。国際テニス連盟ITFとコスモステニスは、安全で実現可能な２０２１年に素晴らしい大会を開催できることを楽しみにしている」とした。

昨年の同大会決勝ではスペインがカナダを破り２０１１年以来８年ぶり６度目の優勝を果たした。

デビスカップ・ファイナルズの組み合わせは以下の通り。

【グループA】
スペイン
ロシア
エクアドル

【グループB】
カナダ
カザフスタン
スウェーデン

【グループC】
フランス
イギリス
チェコ

【グループD】
クロアチア
オーストラリア
ハンガリー

【グループE】
アメリカ
イタリア
コロンビア

【グループF】
セルビア
ドイツ
オーストリア