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Vol.11 ボレーの極意と心構え 下巻

ボレーを浮かさないため、そしてボレーに伸びと深さを与えるために不可欠な動作
もうひとつ、テクニック上の注意点について述べてみる。ここまで「タッチ&フィール」はボレーに伸びを加味する要素だと紹介してきた。瞬間的にグリップに力を込めて、ボールをパンチする。それが「タッチ&フィール」の実際の動作だからだ(逆に、瞬間的に力を抜いて衝撃を吸収。ボールの飛距離を抑えるドロップボレー系のショットで使う動作もある。)。
しかしそれだけで、すべての状況で伸びのあるボールが打てるわけではない。「後ろから前へのしっかりとしたラケットワーク」と一体となってこそ、伸びや深さの調節などが可能なのである。

では、「後ろから前へのしっかりとしたラケットワーク」とはどのような操作だろうか。目安として「若干のテイクバック、そして大きなフォロースルー」という言葉を紹介しておこう。ボレーは「スウィングしてはいけない」と誤解している人が案外多いが、ボレーでもスウィングはしっかりとある。ただあまりラケットを引きすぎないようには注意したい。

フォロースルーに関しては、ラケットを目線の高さまで持ち上げるようなつもりでフィニッシュする意識が必要だ。目線の高さまで? 少し高すぎないかと疑問に思う向きもあるかもしれないが、それぐらいの心構えでちょうどいい。またトッププロでも、サンプラス(ボレーの極意と心構え 2 タッチ&フィール参照)やヘンマン(愛好家にこそタッチ&フィールが必要。その理由とは?参照)、フィリポーシス(下)などは、実際にそれを実践している。ボレーを浮かさないため、そして伸びと深さを加味するためには、不可欠な要素なのである。
フィニッシュでかなりラケットを持ち上げているフィリプーシスのミドルボレー
小さめのテイクバックから、フィニッシュで目線の高さまでラケットを持ち上げているのがわかる。後ろから前へのスウィングがある模範的なボレーだ。これにより、ボールに伸びと深さを与えている
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「ボレーの極意と心構え 5 目の高さまでフォロースルー」>>

(テニスジャーナル 2003年10月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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