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Vol.24 誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス編 上巻

ネットプレイにはセオリーがある。トッププロたちもそのセオリーを軸に予測をたててボレーする。だとすればパスコースのセオリーを覚えれば、ネットでの迷いがなくなり、大胆な予測が可能になる。あなたもネットプレイの達人になることができるかもしれない。

ボレーヤーには「死守」しなければならないコースと、抜かれても「仕方ない」コースがある。

ネットプレイにはセオリーがある

ネットプレイでは、「アプローチをあそこに打ったら、パスはここに飛んでくる」といった、いわばセオリーのようなものがある。プロのトップ選手たちは、そのセオリーに相手の特徴などを加味しながら予測し動いている。彼らがときに取れそうもないボールを返すことができるのも、あらかじめそのコースに動いているからで、けっしてやみくもにパスを待っているわけではない。

精神的な割り切りが必要

逆に言えば、彼らはすべてのエリアをカバーしようと考えているわけではない。セオリー以外のコースはある意味捨てており、抜かれるのは覚悟の上。あるいは、もしパスのコースが読めずにネットで迷ったら、ダウン・ザ・ラインを優先的にケアする。それが彼らのネットプレイに対する基本的な考え方だ。セオリー以外のコースは相手のナイスショットと割り切っているわけだ。

51%の確率で成功すれば上出来

そもそも「51%の確率で成功すれば上出来」と言われているのがネットプレイ。最終的に2回に1回以上ポイントすれば、ネットアプローチは成功したことなる。その中にはネットインや相手の単純なパスミスなど、ラッキーポイントももちろん含まれる。ボレーではエースは狙うなと言われるのも、それぐらい、試合中のネットプレイはむずかしいからなのだ。

ボレーヤーの最低限の義務とは

とはいえ、パスがセオリー通りに来たときは絶対に抜かれてはいけない。たとえポイントできなかったとしても、少なくともラケットにボールを当てる、もしくは手(ラケット)を出してトライしなければならない。それがボレーヤーの最低限の義務でもある。そうやって、手を出すことで相手にプレッシャーをかけることができるからだ。つまりボレーヤーには「死守」しなければならないコースと、抜かれても「仕方がない」コースがあるということだ。ネット前では瞬間的にその判断が求められているわけだ。

身体で覚えることが先決

またいくらセオリーとは言っても、ネットプレイに頭で考える時間的余裕はない。相手との距離が近く、しかもボールスピードも速いからだ。そのため最終的には理屈ではなく、身体で覚えることが先決、という側面がある。そしてそれには、何度も何度もネットプレイにトライし、パスを抜かれる経験も必要だ。セオリーを理解しただけで、最初からボレーの達人になれるわけではない。その点は誤解のないようにしたい。

「死守」コース、「仕方ない」コース

こうした前提を踏まえながら、今回の特集では誰にでもできる、簡単なネットプレイの予測セオリーを紹介する。ボレーヤーが絶対に反応しなければならないセオリー通りのパスを「死守」コース、抜かれても仕方がないコースを「仕方ない」コースと呼んで、アプローチ(のコース)別にそれらがどのように変わっていくかを見ていく。なお便宜上、、ボレーヤー、パサー(パス側)は、ともに右利きを想定した。

ダウン・ザ・ラインを死守したルゼッドスキのバックボレー
セオリー通りにパスが飛んできたときには、ボレーヤーは何としてもそのボールをラケットに当てるよう努力すべき。逆に言えば、それ以外のコースは捨てるぐらいの覚悟でかまわない
死守コースに来たパスに対しては、とれなくても手を出すことに意義ある
たとえポイントできなかったとしても、そのコースに手を出すことで、相手にプレッシャーをかけることができる。コースが読まれていると思わせることができれば上々だ

「誰にでもできる簡単ネット予測 パターン 1&2」>>

(テニスジャーナル 2005年3月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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