パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は日本時間29日(現地28日)、テニス競技の男子ダブルス1回戦が行われ、
A・マレー(イギリス)/
D・エヴァンス(イギリス)組が
錦織圭/
ダニエル太郎組を2-6, 7-6 (7-5), [11-9]の逆転で破り、初戦突破を果たした。
>>錦織 圭/ダニエル 太郎ペア、パリ五輪2回戦 1ポイント速報<<>>【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー<<32ペアが出場するオリンピックのダブルス種目。37歳のマレーと34歳のエヴァンスがペアを組みオリンピックの同種目に出場するのは初めてとなる。
今大会限りでの現役引退を表明しているマレーはキャリアでシングルス46個のタイトルを掲げており、四大大会ではウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で2勝、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で1勝を飾っている。
また、2012年のロンドンオリンピック(イギリス/ロンドン、芝)男子シングルスではイギリス人男子として104年ぶりに金メダルを獲得。続く2016年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)でも金メダルに輝き、史上初となるオリンピック連覇の偉業を成し遂げた。
度重なる怪我に苦しめられたマレーは今月23日に今大会での引退を表明。当初はシングルス出場を予定していたが25日に欠場が決定したため、現役最後の試合はエヴァンスとの男子ダブルスとなった。
錦織/ダニエル組と顔を合わせたこの日の第1セット、マレー/エヴァンス組は第5ゲームでブレークを許す。その後ブレークを返すことができず、第7ゲームで2度目のブレークを奪われ先行される。
続く第2セット、1ブレークダウンとなりゲームカウント2-4とされたマレー/エヴァンス組だが第8ゲームでブレークバックに成功。タイブレークに突入すると2度のミニブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えた10ポイントのマッチタイブレーク、先に3度のミニブレークを許し4-9と大きくリードされたマレー/エヴァンス組。それでも5本のマッチポイントを凌ぐと1本目のマッチポイントをものにし、1時間53分の激闘を制した。
勝利したマレー/エヴァンス組は2回戦で第8シードの
A・フィス(フランス)/
U・アンベール(フランス)組とS・ジレ(ベルギー)/ J・フリーゲン(ベルギー)組のどちらかと対戦する。
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