テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は１２日、女子車いすテニスのシングルス準決勝が行われ、第２シードの上地結衣は第４シードのＡ・ファン クート（オランダ）に7-5, 4-6, 5-7の逆転で敗れ、２０２２年以来２年ぶり２度目の決勝進出とはならなかった。

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ウィンブルドンではダブルスで７度の優勝を果たしているものの、シングルスでは２０２２年に記録した準優勝が最高成績となっている世界ランク２位の上地。今大会、１回戦で世界ランク５位のジュー・ゼンゼン（中国）、準々決勝で同１１位のＫ・モンジャニ（南アフリカ）を下し４強入りを決めた。

準決勝、お互いにサービスゲームが安定せずブレークを奪い合う展開に。第１セットは上地が、第２セットはファン クートが獲得しファイナルセットにもつれ込む。

ファイナルセットでも開始からブレークの奪い合いになるも上地はゲームカウント5-3とリードし第９ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、ファン クートの強烈なフォアハンドショットに苦しみブレークを返されると、そのまま４ゲームを連取され、２時間３５分の熱戦の末に力尽きた。

勝利したファン クートは決勝で第１シードのＤ・デ フロート（オランダ）と対戦する。四大大会シングルス１４連覇中である絶対女王デ フロートは準決勝で世界ランク７位のワン・ズィーイン（中国）を6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

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