テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、女子シングルス4回戦が行われ、第21シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)が世界ランク42位の
ワン・シンユ(中国)を6-2, 6-1のストレートで下し、2年連続3度目のベスト8進出を果たした。この日、スイトリナは母国ウクライナが大規模攻撃を受けた中、喪章をつけ試合に臨んだ。
>>【動画】喪章つけ試合に臨んだスイトリナ、インタビューで涙止まらず<<>>ルバキナ、オスタペンコら ウィンブルドン組合せ<<29歳で世界ランク21位のスイトリナが同大会に出場するのは2年連続10度目。2019年と2023年には4強入りしている。
今大会は1回戦で世界ランク44位の
M・リネッタ(ポーランド)、2回戦で同90位の
J・ニーマイヤー(ドイツ)、3回戦で第10シードの
O・ジャバー(チュニジア)を下し4回戦に駒を進めた。
8日、スイトリナの母国であるウクライナはロシアからの大規模攻撃を受け多数の死傷者が出ていた。これを受け、スイトリナはこの日の試合で胸に黒いリボンをつけ試合に臨んだ。
試合は終始スイトリナが主導権を握る展開に。スイトリナはファーストサービス時に80パーセントの確率でポイントを獲得しワンにブレークを与えず、リターンゲームでは4度のブレークに成功。わずか55分で勝利を決めベスト8進出を決めた。
試合後、神妙な面持ちでマイクの前に立ったスイトリナ。インタビューでは涙を流しながら思いを語った。
「確かに今日の私のパフォーマンスは良かったです。でもウクライナ人にとって今日はとてもつらい日です」
「今日は試合に集中するのが難しかったです。朝からニュースを読むのがつらかった。コートに立つのは非常に大変でした。今日はプレーして勝つことができて嬉しいです」
勝利したスイトリナは準々決勝で第4シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは4回戦で第17シードの
A・カリンスカヤと対戦したが、ルバキナから6-3, 3-0の時点でカリンスカヤが棄権を表明したため準々決勝に進んでいる。
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