女子テニスのリベマ・オープン(オランダ/スヘルトーヘンボス、芝、WTA250)は11日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク125位の
大坂なおみが第4シードで同32位の
E・メルテンス(ベルギー)を6-2, 6-4のストレートで破り、約5年ぶりの芝大会で白星を飾ると共に初戦突破を果たした。試合後、大坂は「もっともっと上に行ける」と語った。
>>【動画】大坂なおみ 5年ぶり芝大会で勝利、世界32位撃破の瞬間<<>>大坂 なおみ、ペグラらリベマOP組合せ<<前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)にスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を使用し出場した大坂。1回戦では
L・ブロンゼッティ(イタリア)を破り、同大会3年ぶり5度目の初戦突破を果たすとともに、四大大会で約2年4ヵ月ぶりの白星を挙げた。
そして2回戦では結果的に大会3連覇を飾った第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)にマッチポイントを握るも6-7 (1-7), 6-1, 5-7のフルセットの末に敗れた。
その大坂は今後、7月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に向け、芝3大会への出場を予定。その1つ目の大会がリベマ・オープンであり1回戦でメルテンスと顔を合わせた。
2019年のウィンブルドン以来 約5年ぶりの芝大会となった大坂はこの日、7本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。メルテンスに1度もブレークを許さず、自身は3度のブレークに成功し1時間9分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトに大坂のコメントを掲載し「できる限り全ポイントを全力でプレーすることを心掛けていますし、そうすればもっともっと上に行けると思います。今現在、私は本当にハッピーです」と語った。
勝利した大坂は2回戦で世界ランク106位の
B・ペラ(アメリカ)と同140位のS・ラメンズ(オランダ)のどちらかと対戦する。
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