テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク38位の
M・アンドレーワは第12シードの
J・パオリーニ(イタリア)に3-6, 1-6のストレートで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の会見では「負けはしたけど、良い結果だと思う」と振り返った。
>>シナーら全仏OP組合せ<<>>シフィオンテクら全仏OP組合せ<<17歳のアンドレーワは昨年の全仏オープンで当時16歳ながら3回戦に進出。続くウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では16強入りを果たした。今シーズンは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でもベスト16進出を果たした。
今大会は4試合に勝利し準々決勝に駒を進めると、第2シードの
A・サバレンカに勝利。金星をあげ、四大大会では自身初のベスト4進出を決めた。
準決勝、アンドレーワは6度のブレークチャンスを創出したものの、これをいずれも決め切ることができず有利に試合を進められず。逆にサービスゲームでは6度のブレークポイントのうち4度をものにされ、1時間13分で力尽きた。
試合後の会見でアンドレーワは「負けはしたが、いい結果だと思う。この大会では多くのことをポジティブにとらえることができるわ。もちろん、今日の試合結果には少しがっかりしているけどね。でも、それが現実。前に進まないとね」とコメント。
「もちろん、もっといいプレーができたはず。ミスが多かった。いつもはしないようなミスをね。それを受け入れるのは少し難しかった。でも、今日はそういう日じゃなかったと思う。彼女はいいテニスをした。今日は素晴らしいテニスを見せてくれたわ。この2週間で、多くのことをポジティブに捉えることができた。これからの数日間は少しがっかりすると思うけどね(笑)。でも、決勝は見るつもりよ」
決勝への切符を手にしたパオリーニは四大大会初優勝をかけて、決勝で第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準決勝で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
シフィオンテクは3連覇と4度目の全仏オープン制覇を狙っており、女王に挑む構図となった。
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