女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は2日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と第2シードの
A・サバレンカが決勝進出を果たした。世界ランク1位のシフィオンテクと世界ランク2位のサバレンカがタイトルをかける頂上決戦は2年連続となった。
>>シフィオンテク、サバレンカらマドリッドOP組合せ<<>>ルブレフ、フリッツらマドリッドOP組合せ<<世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成すると3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。
今大会では初戦となる2回戦で世界ランク52位の
ワン・シユ(中国)、3回戦で第27シードの
S・シルステア(ルーマニア)、4回戦で同27位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、準々決勝で第11シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)を下し4強入り。2日に行われた準決勝では第18シードの
M・キーズ(アメリカ)を6-1, 6-3のストレートで退け2年連続2度目の決勝進出を決めた。
試合後、シフィオンテクは決勝戦に向けて「かなり自信があるわ。プレーする全てのトーナメントでかなり良い結果を残しているし、準決勝まで一貫性を保つことができた。ここは素晴らしい場所。努力が報われてうれしいわ。決勝戦は本当に自信がある」とコメントした。
一方、25歳で世界ランク2位のサバレンカは今季、1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)で準優勝しシーズンをスタートさせると、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2連覇を達成し、四大大会2勝目を挙げた。
昨年女王として出場した今大会、初戦となる2回戦で世界ランク48位の
M・リネッタ(ポーランド)、3回戦で同183位のR・モントゴメリー(アメリカ)、4回戦で第13シードの
D・コリンズ(アメリカ)、準々決勝では17歳で世界ランク43位の
M・アンドレーワを破りベスト4進出。準決勝では第4シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)を逆転で下し2年連続の優勝に王手をかけた。
サバレンカは2年連続でシフィオンテクと決勝を戦うことに「素晴らしい決勝戦になるだろう。彼女(シフィオンテク)とは何度もいい試合をした。いつもタフな戦いだった。決勝戦が楽しみで仕方がない。今回も優勝するために全力を尽くす。昨年の決勝戦はこれまでプレーした中で最高の試合だったと思う。特にクレーコートではね。レベルが非常に高かったしクリーンで激しく、力強い試合だった。これまでプレーした中で最高の決勝だった」と述べた。
2年連続でシフィオンテクとサバレンカとなった決勝戦は現地4日を予定。両者は過去に9度対戦しており、シフィオンテクの6勝3敗。昨年のムチュア・マドリッド・オープン決勝ではサバレンカが6-3, 3-6, 6-3のフルセットで勝利。なお、最後に顔を合わせたのは昨年11月の最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)の決勝であり、シフィオンテクが6-3, 6-2のストレート勝ちを収めている。
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