男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は4月30日、シングルス4回戦が行われ、世界ランク35位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第5シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-4, 7-5のストレートで破り、2022年以来2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
>>シナー、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<>>シフィオンテク、サバレンカらマドリッドOP組合せ<<世界ランク35位で23歳のオジェ アリアシムは今季、マッチ11勝10敗と苦戦。直近では前週のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)に出場しベスト8に進出している。
今大会では1回戦で世界ランク78位の
西岡良仁、2回戦で第19シードの
A・マナリノ(フランス)を下すと3回戦では世界ランク74位の
J・メンシク(チェコ)が第2セット途中で棄権したため16強入りした。
4回戦では前週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で優勝を飾った世界ランク6位のルードと対戦した。
この日、オジェ アリアシムは33本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。1度のブレークを許したもののリターンゲームでは3度のブレークを奪い、1時間59分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにオジェ アリアシムのコメントを掲載し「僕にとって大きな勝利だよ。今年だけでなく、僕のキャリア全体でもね。今週の試合で一番タフな試合になると思っていたし実際そうだった。でも、良い状態でプレーできたし、素晴らしいテニスを見せることができた」と語った。
「このスポーツはマラソンなんだ。この数週間、より良いレベルを築こうとチームと共に努力している。思い通りにいかないこともある。ここ数週間は厳しい敗戦が続いていたけど今回は自分の思い通りになったし、今週はますます良くなっている。これまで取り組んできたことを見せることができて本当にうれしいよ」
勝利したオジェ アリアシムは準々決勝で第1シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは4回戦で第16シードの
K・ハチャノフを5-7, 6-3, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・アルカラス(スペイン)、第3シードの
D・メドベージェフ、第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)らが8強に駒を進めた。
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