男子テニスの第25回かしわ国際オープンテニストーナメント2024(千葉県柏市/吉田記念テニス研修センター、ハード、ITF)は7日、シングルス決勝が行われ、予選勝者で世界ランク961位の今村昌倫は第1シードのスー・ユーシュウ(台湾)に6-3, 5-7, 4-6の逆転で敗れ、ITF大会シングルス制覇とはならなかったものの初の準優勝を飾った。
>>ジョコビッチ、シナー、アルカラスらモンテカルロMS組合せ<<同大会の本戦には日本勢20選手が出場。今村は予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると1回戦で第4シードの
望月勇希、2回戦で世界ランク705位の
ナム・ジソン(韓国)、準々決勝で第5シードのJ・デラニー(オーストラリア)、準決勝で同633位の
福田創楽を退け決勝進出。
一方、昨年王者のスーは予選を勝ち上がった世界ランク720位のリウ・ハンイ(中国)、同1527位のキム・チャンジュン(韓国)、予選勝者で同1037位の
齋藤惠佑、同じく予選勝者で同749位の
田口涼太郎を下し決勝に駒を進めた。
決勝戦の第1セット、今村はファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを全て凌ぐとリターンゲームでは4度のブレークチャンスの内2度をものにし先行する。
続く第2セット、第7ゲームでブレークを許した今村だったが直後の第8ゲームでブレークバックに成功。しかし、ゲームカウント5-5で迎えた第11ゲームで2度目のブレークを奪われるとスーに第12ゲームをキープされ、1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、第1ゲームから3ゲームを連取した今村だったが第4ゲームから一気に5ゲームを連取され、ゲームカウント3-5とされる。その後はブレークを返すことができず、2時間21分の接戦の末に敗れた。
試合後、今村は「ダブルスは優勝できて、シングルスも決勝まで来れて自分の中でも良いプレーができました。体的にも強くなった部分もあるので全体的にすごい良かったかなと思います。シングルスの決勝戦は先にブレークをしてチャンスもあったんですけど、相手がしつこくタフな選手でそこを崩しきれなかったです。そこが今の課題なのでもうちょっと鍛え直して頑張ります」とこの1週間を振り返った。
「結構、肉体改造の部分では力を入れていて、それがこの1週間は発揮できました。これから、どんどん試合も続いていくと思うんですけど怪我無く、今後に期待していきたいと思います」
また、今村はダブルスに柚木武とのペアで第4シードとして出場しており、6日に行われた決勝で、第2シードのホー・レイ(台湾)/ ナム・ジソン(韓国)組を4-6, 6-2,[10-8]の逆転で破ってタイトルを獲得している。
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