男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は16日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
D・メドベージェフが第17シードの
T・ポール(アメリカ)を1-6,7-6 (7-3),6-2の逆転で破り、2年連続の決勝進出を果たした。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<昨年大会準優勝のメドベージェフは今大会、初戦の2回戦で同64位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)、3回戦で第29シードの
S・コルダ(アメリカ)、4回戦で第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を下し8強入りすると、準々決勝では第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)にストレート勝ちしベスト4に進出。
一方のポールは準々決勝で第9シードの
C・ルード(ノルウェー)を下し大会初の4強に駒を進めた。
この試合、メドベージェフは序盤からネットプレーを仕掛けるポールに苦戦。ベースライン上からのストローク戦という自身のペースに持ち込むことがきないメドベージェフは圧倒され第1セットを落とした。
しかし、徐々に主導権を握り始めたメドベージェフは第2セットで4-1と大きくリード。ここから追いつかれタイブレークにもつれ込むも、左足首を捻り負傷したポールに対し攻め込み、セットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット開始前にはポールが足首を治療。その後第1ゲームでいきなりブレークに成功したメドベージェフは流れを掴み第5ゲームでもブレークを奪う。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームでは2度ブレークバックのピンチを迎えるもこれをセーブ。マッチポイントではバックハンドの打ち合いを制し、2時間23分で逆転勝ちをおさめた。
決勝では第2シードの
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で第3シードの
J・シナー(イタリア)を逆転で下しての勝ち上がり。メドベージェフとアルカラスは昨年の決勝でも顔を合わせており、アルカラスが勝利している。メドベージェフにとっては1年越しのリベンジマッチとなる。
敗れたポールは「ATPマスターズ1000」で初の決勝進出とはならなかった。
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