男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)は30日に予選決勝が行われ、予選第5シードで元世界ランク3位の
D・ティーム(オーストリア)が世界ランク272位のJ・マッケイブ(オーストラリア)を2-6, 7-6 (7-4), 6-4の逆転で下し予選決勝進出を果たすとともに、本戦出場に王手をかけた。
>>ナダル、ルーネらブリスベン国際の組合せ<<>>望月 慎太郎ら 香港テニスオープンの組合せ<<>>大坂 なおみ、サバレンカらブリスベン国際の組合せ<<2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)王者でもある30歳のティームは、2021年6月から右手首負傷の影響で約9ヵ月間ツアーを離脱。その後は完全復活を目指し試合に出場しているもののかつてのような好成績は残せず、現在は世界ランク98位となっており、今大会は予選からの出場となった。
予選1回戦の第1セット、ティームはファーストサービス時のポイント獲得率が48パーセントに留まると、マッケイブに2度のブレークを許し先行される。
続く第2セット、ティームは第8ゲームでこの試合3度目のブレークを奪われゲームカウント3-5と後がなくなり、相手のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。このゲームで0-40とされ絶体絶命となったティームだったが、相手のダブルフォルトにも助けられ3本のマッチポイントをしのぎこのゲームでブレークバック。土壇場で追いついたティームはこのセットをタイブレークに持ち込み獲得した。
ファイナルセット、両者キープを続け迎えた終盤の第10ゲームでティームがマッチポイントとなるブレークポイントを獲得。このポイントを取りきったティームが、2時間52分の激闘の末に大逆転勝利を収めた。
勝利したティームは予選決勝で、予選第12シードのG・ゼッピエリ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦)で出場している同342位のO・ジャシカ(オーストラリア)の勝者と対戦する。
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