男子テニスの21歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)は2日に決勝が行われ、第6シードの
H・メジェドビッチ(セルビア)が第1シードの
A・フィス(フランス)を3-4 (6-8), 4-1, 4-2, 3-4 (9-11), 4-1のフルセットで破り、優勝を果たして幕を閉じた。大会はサウジアラビアで行われ、普段ツアーをあまり見ることのできない多くの地元ファンが訪れた。
昨年まではイタリアで行われていた同大会だが、今年から2027年まではサウジアラビアのジッダで開催される。男子プロテニス協会のATP公式サイトには初開催となった今大会を見るために会場へ訪れたサウジアラビアのテニスファンのコメントを掲載。普段ヨーロッパやアメリカで行われている公式戦が同国で開催されることに意味があるとした。
ファンの1人であるアーメド・アルジェリフさんは大の男子テニスファンで過去にロンドン、ニューヨーク、マイアミの大会を現地観戦。今大会は準決勝に家族を連れて訪れた。
「ここでテニス大会が開催されるなんて、夢が叶った気分だ。僕は20年以上のテニスファンだから、ここでATPの公式戦を見ることができてとてもうれしい。 ツアーのなかでサウジアラビアが存在感を示していることは素晴らしいことだし、それが僕の故郷でもあることは素晴らしいことなんだ。エキシビションではあるけど、過去15年間多くの人がここでテニスを観戦してきた。その施設で毎年トーナメントを開催できるのは素晴らしいことだ」
また、アーメド・アズラニさんはテニスというスポーツがサウジアラビアで急速に発展する可能性も語った。
「僕はスタジアムに入ってオープニングマッチを見た。テニスを生で見るのは初めてだったけど、とても素晴らしかった。ここサウジアラビアでの初めての大会だからとても興奮しているし、僕にとって信じられない経験だ。テニスが好きなファンはたくさんいると思う。将来、サウジアラビアでさらに多くのイベントが開催されることを楽しみにしたい」
実際、サウジアラビアや中東地域ではオフシーズンにエキシビションマッチを行うことは毎年あるが、公式戦を開催するのは今回が初。アジアでは中国や日本、そしてアラブ首長国連邦などでATPツアーが開催されているが、将来的にはサウジアラビアでトップ選手たちが試合をするのも見られるかもしれない。
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男子
本戦 12/13(水)〜12/17(日)
女子
本戦 12/20(水)〜12/24(日)
全日本選手権ファイナリストの白石 光や加治 遥らがエントリー
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