男子テニスのNSWオープン(オーストラリア/シドニー、ハード、ATPチャレンジャー)は31日に世界ランク97位で第3シードの
ダニエル太郎と同308位の
内山靖崇のシングルス1回戦が行われたが、ダニエルから6-2, 2-1で迎えた第2セットの第4ゲーム途中で内山が棄権を申告し、思わぬ形でダニエルが2回戦に駒を進めた。
>>西岡 良仁、ジョコビッチらパリマスターズ組み合わせ<<30歳のダニエルは前週のプレイフォード国際(オーストラリア/プレイフォード、ハード、ATPチャレンジャー)で4強入りし今大会に出場。一方、31歳の内山も同大会に出場していたが2回戦で敗れている。
初対戦となったこの試合の第1セット、サービスゲームで81パーセントの確率でポイントを獲得したダニエルは内山にブレークを許さず、リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、両者キープを続け迎えた第4ゲーム、3度目のデュースを迎えたところで内山が棄権を申告。思わぬ形でダニエルの2回戦進出が決まった。
試合後、両者はネット際で会話を交わし、内山は手首と肘に痛みがあったことを明かした。ダニエルが「そんなに(怪我の度合いは)重くない?」と心配すると内山は「そうだと思うんだけどね... ジャパンオープンから痛くて」と今月行われた木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)から痛みがあったと話した。
それでも内山はアドバンテージを迎えていた最後の第4ゲームについて「最後の1ポイント取りたかったな」と悔しさも口にした。
ダニエルは2回戦で世界ランク306位の
L・サビル(オーストラリア)と対戦する。サビルは1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した同413位のB・エリス(オーストラリア)を7-5, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
■関連ニュース
・「BIG4全員から勝利」に驚き・「彼はTOP10に入る、問題は…」・ラケット直撃し脳震盪、急遽欠場■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング