男子プロテニス協会のATPは20日に公式サイトで世界ランク215位の
望月慎太郎について「知っておくべき5つのこと」と紹介した。望月は木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)で日本勢としては元世界ランク4位の
錦織圭以来 史上2人目となるベスト4進出を決めている。
>>望月 慎太郎vsカラツェフ 1ポイント速報<<>>望月 慎太郎らジャパンOP組合せ・結果<<20歳の望月は今大会、1回戦で世界ランク31位の
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)をストレートで破りツアー初白星を飾って初戦突破。続く2回戦では昨年王者で今大会の第1シードである同10位の
T・フリッツ(アメリカ)を逆転で破る大金星を挙げると準々決勝で同41位の
A・ポピリン(オーストラリア)をフルセットで下しツアー初のベスト4進出を決めた。
日本勢がジャパン・オープンで4強入りするのは2018年大会で準優勝した錦織以来4年ぶりであり、史上2人目の快挙となった。
【ATP紹介、望月について知っておくべき5つのこと】
1、東京での躍進望月は2021年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)や今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含めツアーレベルの本戦に過去8度出場。しかし、1勝も挙げられていなかった。
それが今週の東京で一変し、望月はATPツアー初の準決勝に進出。準々決勝でポピリンを破ったことで2018年の錦織以来4強入りを果たした日本人選手となった。
2、R・フェデラー(スイス)からの重要なアドバイス望月は2年前、ATPの取材に対し憧れのフェデラーからキャリアに重要なアドバイスを受けたことを明かしていた。当時の取材で「彼は僕のヒーローなんです。Nitto ATPファイナルズではヒッティングパートナーとして参加し、彼と一緒に打つことができました」とコメント。
「夢のようでした。彼はとても打ちやすく、プレーしているときはリラックスしていました。多くの人はパワーと感情だけでプレーしています。大きな大会に出場するチャンスがあれば、それを続けていくことを彼は教えてくれました」
なお、フェデラーは2019年のウィンブルドンジュニア男子シングルスで優勝を飾った望月にエールを送っており、その年のNitto ATPファイナルズで練習パートナーとして彼を招待していた。
3、望月はF・サントロ(フランス)のような選手望月は10代でフロリダにあるIMGアカデミーでトレーニングを始めた。このアカデミーの卒業生で元ダブルス世界ランキング1位の
M・ミルニは望月のプレーについて次のようなコメントを残した。
「ファブリス(サントロ)は向かってくるボールのパワーをうまく利用する選手で手先も器用だった。ファブリスを見ていて楽しかったように慎太郎もその1人だ。彼はコートを別次元で見ている。彼はアングルをうまく使い、相手をうまくいなし、ネットに出るのが得意だ。ボールを扱うのも早いし、手先の感覚もいいね」
4、野球が趣味望月は野球をプレーしたり、観戦したりすることは昔から好きであり、お気に入りのチームはニューヨーク・ヤンキースである。今年の初め、望月はメジャーリーグのスター選手である大谷翔平とダルビッシュ有が好きな選手だと明かしている。
「会ったことはないんですけど、彼らは栄養面でもフィットネス面でもとても厳しくて、やっていること全てがすごいと思います。だからあのレベルでプレーできるんだと思います。野球選手から学ぶことは多いです。彼らは試合、練習、睡眠など全てに目的を持っていますし、そして休息をとても重要視しています」
5、元男子ジュニア世界ランキング1位望月は1歳で初めてテニスラケットを握り、幼い頃から才能を発揮していた。2019年のウィンブルドン男子シングルスで優勝し、16歳の誕生日からわずか1カ月でジュニア・ランキングのトップに躍り出た。(2019年7月15日付の男子ジュニア世界ランキングで1位を記録)
そして望月はジュニア時代、現世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)を破っている。同い年の両選手は2017年のITFワールド・ジュニア・テニス・ファイナルのラウンド・ロビンで対戦。日本vsスペインの第2試合で顔を合わせており、望月が6-2, 6-3のストレート勝ちを収めている。
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