男子テニスのロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATPマスターズ）は１２日、シングルス準々決勝が行われ、第１６シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）が世界ランク９１位のＦ・マロジャン（ハンガリー）を4-6, 6-1, 6-3の逆転で破り、大会初のベスト４進出を果たした。

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世界ランク１７位のフルカチュは先月のレーバーカップ2023（カナダ/バンクーバー、室内ハード）以来となった今大会、初戦となった２回戦で予選を勝ち上がった世界ランク１８４位のスー・ユーシュウ（台湾）、３回戦で同６０位のジャン・ジジェン（中国）を下し１６強入りを決めた。

２４歳のマロジャンとは初対戦となったこの日の第１セット、第３ゲームでブレークを許したフルカチュ。ネットに積極的に出るマロジャンに対しパッシングショットを決めるなどし第８ゲームでブレークバックに成功するも第９ゲームで再びブレークを許す。

その後、マロジャンのサービング・フォー・ザ・セットとなった第１０ゲームでは１度のブレークポイントを握るも活かせず。最後はサービスエースを決められ先行される。

続く第２セット、フルカチュは１１本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに８５パーセントの高い確率でポイントを獲得。マロジャンに１ゲームしか取られることなく、わずか２５分で１セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第６ゲームで１度のブレークポイントを握られるも重要な場面でマロジャンがミスを犯しキープに成功。フルカチュは第７ゲームから４ゲーム連取に成功し、１時間４３分で勝利した。

勝利後のオンコートインタビューでフルカチュは「今日の勝利には本当に満足している。彼（マロジャン）のプレーは本当に素晴らしかった。彼は間違いなく素晴らしいボレーが打てるし、本当にアグレッシブなプレーができる。リターンも本当にうまい。本当に厄介な相手だ。彼がこの調子でいけば素晴らしい結果を残せるだろう」と語った。

勝利したフルカチュは準決勝で第１９シードのＢ・シェルトン（アメリカ）と第２６シードのＳ・コルダ（アメリカ）のどちらかと対戦する。

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