男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は9日にシングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク130位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)が同8位で第7シードの
T・フリッツ(アメリカ)を6-4, 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで破り、同大会初のベスト16進出を果たした。
>>【動画】今季絶不調のシュワルツマン 世界8位フリッツに勝利し喜び爆発<<>>アルカラス、シナーら上海MS組合せ<<31歳のシュワルツマンは今シーズン不調に陥り、今季は今大会前までで9勝22敗。シーズン初めには25位だった世界ランキングを現在は130位まで落としている。
今大会、シュワルツマンはワイルドカードで出場し、1回戦で同66位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)、2回戦で第27シードの
J・レヘチカ(チェコ)をいずれもフルセットで撃破し3回戦に駒を進めた。
トップ10選手のフリッツとの顔を合わせとなった3回戦、第1セットはシュワルツマンが序盤で2度のブレークを果たし4ゲームを連取すると、このリードを守り切り先行する。
しかし第2セット、フリッツのミスも減っていきシュワルツマンはブレークが出来ず、サービスゲームでは第6ゲームでフリッツにブレークを許し1セットオールに追いつかれる。
勝負のファイナルセット、シュワルツマンは第1ゲームでいきなりブレークを奪われると、そのまま試合は進み第10ゲームでフリッツがサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかしシュワルツマンはこの土壇場の場面でショットがさえわたり、3本のラリー戦を制すると最後はフリッツがフォアハンドをミスしブレークバックに成功する。
その後、このセットはタイブレークに突入。タイブレークでも最後までシュワルツマンは安定したストロークでフリッツを揺さぶりマッチポイントを握る。最後はフリッツがバックハンドをネットにかけシュワルツマンが2時間44分の激闘を制した。勝利の瞬間シュワルツマンは大きく両手を突き上げ喜びを爆発させた。
シュワルツマンがトップ10の選手に勝利するのは昨年4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)準々決勝で当時世界ランク9位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)を破って以来、約1年半ぶりのこととなった。
復調の兆しを掴みつつあるシュワルツマンは4回戦で第22シードの
N・ジャリー(チリ)と対戦する。ジャリーは3回戦で同59位の
L・ソネゴ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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