男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は4日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク38位の
西岡良仁が同49位の
D・アルトマイアー(ドイツ)との約3時間に及ぶ激闘を6-4, 3-6, 7-6 (7-2)のフルセットで制し、大会本戦で初白星を飾ると共に初戦突破を果たした。
>>西岡 良仁vsアルトマイアー 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎vsスウィーニー 1ポイント速報<<ロレックス・上海・マスターズに出場するのは2019年以来4年ぶり3度目であるが、過去2大会はいずれも予選で敗れていた西岡。アルトマイアーと初めて顔を合わせたこの日の第1セット、互いにサービスをキープすると第5ゲーム終了時点で雨天により一時中断となる。
再開後の第6ゲーム、アルトマイアーに1度のブレークポイントを握られた西岡だったが強烈なバックハンドを決め凌ぐと最後はセンターへの強烈なサーブを叩きこみサービスをキープ。その後、第9ゲームで西岡がブレークチャンスを掴むと最後はアルトマイアーのボールがネットにかかりブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープし先行する。
続く第2セット、第6ゲームで0-40とされた西岡はアルトマイアーのミスもあり2度のブレークポイントを凌ぐ。だが3度目のブレークポイント、ストローク戦で押されると最後はスマッシュを決められブレークを許す。その後、西岡はブレークバックのチャンスを掴めず、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、互いに安定したサービスゲームを展開しブレークポイントを与えずタイブレークに突入。集中力を切らさなかった西岡は3度のミニブレークに成功。2度目のマッチポイントをものにし、2時間53分の激闘を制した。
勝利した西岡は2回戦で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のためルードはこの試合が初戦となる。
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