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災害級 デ杯の観客格差 マレーら批判

マレー
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画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズは今月12日から17日にかけて行われたが、大会期間中には新フォーマットによる観客の少なさに選手から批判の声が相次いだ。

>>【比較動画】ホーム&アウェーで行われたワールドグループ1の日本戦、会場はサポーターで大盛り上がり<<

同大会は16ヵ国が4グループ4ヵ国ずつに別れ単複でグループリーグを戦い、各グループの上位2ヵ国の計8ヵ国が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。

今年はスペインのバレンシア、イギリスのマンチェスター、イタリアのボローニャ、クロアチアのスプリトの4都市でグループリーグが開催。決勝トーナメントは11月21日から26日にかけてスペインのマラガで行われている。

デビスカップは2018年に大手投資グループであるKosmosと契約を締結したことで2019年大会より、試合形式が5セットマッチから3セットマッチになったことや、開催地がどちらかのホームではなく開催地となった都市で行われるななど大会のフォーマットが大きく変わった。

これには大会の歴史的価値を下げるなどの批判の声も多く上がっていた。

そのなかで国際テニス連盟のITFとKosmos社は今年に入り当初の25年契約の打ち切りを発表していた。

そして開幕した今大会、12日にイギリスのマンチェスターで行われたフランス対スイスの一戦に出場した世界ランク40位のS・ワウリンカ(スイス)は自身のSNSで会場の観客の少なさを映した動画と共に、新フォーマットに変更させたITFとKosmos社の代表取締役である元サッカー選手のジェラール・ピケ氏あてに「ありがとう。マンチェスターでのフランス対スイス(笑)」と皮肉を込めた投稿を行った。

>>【比較動画】ワウリンカが投稿した「スカスカ」の観客席<<

さらに15日、今度は同じくイギリスで試合を行っている世界ランク41位のA・マレー(イギリス)がスイスとの試合後の会見でフォーマットを元に戻すべきだと述べた。

「このフォーマットについて最初の議論が行われたとき、僕はATPプレーヤー評議会のメンバーだったが、評議会の中でこのフォーマットを支持する人は1人もいなかった。僕たちはそのことを(ITF会長の)デビッド・ハガティ氏と当時のITFに伝えた。考慮されると言われたが、2日後にはフォーマットを変更することが発表された」

「僕たちは幸運なことに(母国開催のため)すべての試合を素晴らしい雰囲気と素晴らしい観衆の中でプレーすることができる。でもテニス大国であるフランスとオーストラリアがデビスカップを愛しているのに、空のスタジアムでプレーしているのは残念だ」

「これは間違っていると思う。再び成功するにはフォーマットを変える必要がある。選手たちは皆、ホーム&アウェーの試合を愛していたし、ファンも同様にホーム&アウェーの試合を愛していたと思う。元の状態に戻す方法があることを願っている」

>>【比較動画】ホーム開催のイギリス 大盛り上がりの会場<<

さらに16日、再びワウリンカが自身のSNSを更新し、ITFが各国を応援させるためにお金を払って観客を入れていると主張した。

これに同336位のJ・ミルマン(オーストラリア)が反応し「デビスカップの試みは完全な失敗だ。ITFの責任者は、もはやその役割を担うべきではない。まさに災害級だ。デビスカップは常にファンのための大会だった。世界中の人々が自分の国でテニスを観戦できるようになっていた」と厳しく批判した。

かつてホーム開催されていた時のデビスカップには多くの観客が入っており、観客に後押しされるホームチームと、その空気の中戦うアウェーチームの独特の雰囲気があった。母国チームの試合ではこれまで通りの盛り上がりがあっても、他国の試合で観客が入らないようであるならば今後の大会運営が問われる。

なお、グループステージは全ての日程が終了し、カナダ、イタリア、イギリス、オーストラリア、チェコ、セルビア、フィンランド、オランダの8ヵ国が準々決勝に進んだ。

一方でスペイン、アメリカ、クロアチア、スイス、フランスなどの強豪国はグループステージで姿を消した。




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