テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク49位の
S・ワウリンカ(スイス)が同44位の
西岡良仁を7-6 (7-5), 6-2, 6-4のストレートで破り、2019年以来4年ぶり14度目の初戦突破を果たした。試合後の会見でワウリンカは「タフな戦いになると思っていた」と明かした。
>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<38歳のワウリンカが全米オープンに出場するのは2年連続15度目。2016年には大会初優勝を飾っている。
西岡と対戦した初戦、ワウリンカは12本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1セットをタイブレークの末に先取すると第2セットでは3度、第3セットでは1度のブレークに成功し、2時間25分で勝利した。
試合後の会見でワウリンカは「本当に、本当に良い試合だった。西岡とはタフな戦いになると思っていた。彼はタフな選手だからね。でも、今夜のパフォーマンスには満足している。3セットで勝てたのは良かったよ。今回も素晴らしいレベルだった。乗り越えることができてよかったよ」とコメント。
「いいプレーができていると思う。数年前の自分と比べるのは決していい考えではないけど、自分のレベルには満足している。自分が今どの位置にいるのか分かっている。今日は素晴らしい試合だった。本当にレベルが高かったしインテンシティも高かった。3セットで勝ててよかった。僕にとって最も重要なことは、正しい方向に進み続けること。ここ数カ月は、毎週、勝利を重ね、自信を深め、自分のやっていることがほとんど良くなってきている。このまま自分をプッシュし続け、年末までに大きな結果を残せるといいね」
勝利したワウリンカは2回戦で第30シードの
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)と対戦する。エチェベリーは1回戦で世界ランク133位の
O・ヴィルタネン(フィンランド)(フィンランド)を6-3, 6-7 (3-7), 1-6, 6-4, 7-6 (10-5)のフルセットで下しての勝ち上がり。
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