テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は15日に女子シングルス決勝が行われ、世界ランク42位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)が第6シードの
O・ジャバー(チュニジア)を6-4, 6-4のストレートで破り、初優勝を飾るとともに、オープン化以降ノーシードの選手としてウィンブルドンの女子シングルスで史上初の制覇を成し遂げた。
>>ジャバーvsボンドロウソワ 1ポイント速報<<両者は今回が7度目の顔合わせで、対戦成績は3勝3敗。しかし、今年に入ってから行われた2試合ではいずれもボンドロウソワが勝利している。
28歳で世界ランク6位のジャバーはウィンブルドン6度目の出場。昨年は決勝で
E・ルバキナ(カザフスタン)に敗れ準優勝だった。
今大会はそのルバキナや
A・サバレンカといった優勝候補を次々と打ち破り2年連続で決勝に駒を進めた。決勝では昨年届かなかった頂点を狙う。
対する24歳のボンドロウソワは、ツアータイトルは1勝にとどまっているものの、2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、2021年東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)女子シングルスでは銀メダルを獲得している実力者。
今大会はノーシードでの出場ながらシード勢を続々と倒していき、オープン化以降ウィンブルドン女子シングルス初のノーシードでの決勝進出の快挙を成し遂げた。一時期は怪我でツアーを離脱するという苦しい経験を味わったボンドロウソワは、2019年の全仏オープン以来2度目の四大大会決勝で悲願のグランドスラム初制覇を目指す。
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