男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)は28日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク634位の
F・ロペス(スペイン)が同71位の
J・トンプソン(オーストラリア)を7-6 (8-6), 1-6, 6-3のフルセットで破り、ツアー大会では2021年の同大会以来 約2年ぶりのベスト8進出を果たした。ロペスは今季限りの現役引退を発表しており、同大会が現時点で最後の出場大会となる。
>>【動画】今季限りで引退41歳ロペス 8強入り決め涙流す<<>>ダニエル 太郎 WB予選決勝の1ポイント速報<<>>綿貫 陽介 WB予選決勝の1ポイント速報<<41歳のロペスは2015年3月2日付の世界ランキングでキャリアハイの12位を記録し、シングルスで7勝。ダブルスでは2016年11月7日付の世界ランキングで9位を記録して、これまで6勝を飾っている。
この日の第1セット、互いにサービスキープが続くとロペスは第11ゲームで2度のブレークポイントを握られる。しかし、これを凌ぎタイブレークにもつれ込むと2度のミニブレークに成功し先行する。
続く第2セット、第1ゲームで3度のブレークポイントを握るも活かせなかったロペス。第3ゲームから5ゲームを連取され、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ロペスはファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。第1ゲームから3ゲームを連取するとリターンゲームでは1度もブレークを許さず、2時間6分の熱戦の末に勝利。ロペスはこの試合、11本のサービスエースを記録している。
勝利したロペスは準々決勝で世界ランク48位の
Y・ハンフマン(ドイツ)と対戦する。ハンフマンは2回戦、昨年の同大会王者で第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 3-6, 6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク77位の
C・ユーバンクス(アメリカ)、ラッキールーザーで本戦入りした同85位の
A・リンデルクネシュ(フランス)が8強に駒を進めている。
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