テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第22シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第4シードの
C・ルード(ノルウェー)に3-6, 4-6, 0-6のストレートで敗れ、大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の会見では「僕のプレーは平均以下だった」と敗戦を悔やんだ。
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R・ナダル(スペイン)と対戦した際、転倒し右足首を負傷し、その後手術。約7ヵ月の離脱を経験したズベレフは今シーズン思ったような勝ち星をあげられずにいたが、今大会は5試合を戦いわずか失セット2で4強入りを決めた。
この試合、ズベレフは25本のルードを上回る31本のウイナーを放ったものの、アンフォースドエラーも19のルードに対し37本を記録。ミスが重なり計6度のブレークを許した。自身はリターンゲームで9度のブレークチャンスを創出したものの、1度しかブレークに繋げられず、2時間9分で力尽きた。
試合後の会見でズベレフは「今日はとても残念だった。負けることはあると思うけど、ゲームが全くできていなかったから。残念ながら、これまでの試合とは大きな違いがあった。でも、そういうものなんだ。彼はいいプレーをした。僕のプレーはとても平均以下だった。そういうものなんだ」と振り返った。
「(けがから復帰して)プレーを再開して思うのは、またプレーするようになると、慣れないうちは負けることが多くなりトーナメントから早々に退場することになるから、復帰は容易ではないということ。復帰するのは簡単なことではない。なんて言えばいいか。けがをしたことは分かっている。でも、それでもある意味、受け入れたくないんだ。それは少し難しいことだった。。でも、今僕は、そこから前に進むことができると思う。そのことを忘れられるといいね。今日まで、ここで素晴らしいテニスができたと思う。これは間違いなく積み重ねていけるはずだ」
そして話題は決勝戦へ。ズベレフを下したルードはタイトルをかけて第3シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる。ズベレフは決勝について、ルードにチャンスがあると語った。
「キャスパー(ルード)がグランドスラムの決勝に出場しているのには理由がある。そこに出れば、誰だってチャンスはあるんだ。ノヴァーク(ジョコビッチ)が1番人気?あぁそれはもちろんだ。間違いない。彼は、決勝がどのように行われるかを知っている。どうすればいいのかね。でも、キャスパーは素晴らしいテニスをしている。もし僕がお金を賭けるなら、キャスパーにはあまり賭けないかもしれない(笑)。だからといって彼にチャンスはないのか?そんなことはない。彼は素晴らしいテニスをしているし、決勝に行くに値すると思うよ」
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