男子プロテニス協会のATP公式サイトは5日、元世界ランク4位で2019年に現役を退いた
T・ベルディヒ(チェコ)のインタビューを掲載。今年に入り急成長を遂げている21歳の世界ランク47位
J・レヘチカ(チェコ)について語っている。
2019年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を最後にツアーを離れ現役を引退したベルディヒ。現在は37歳となり、前週行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)では、同国で現在ナンバー1プレーヤーであるレヘチカと一緒に過ごした。
レヘチカは2022年、世界ランク141位としてスタートしたものの、現在は100ほど上がり47位を記録。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト8、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)では4強へ進出した。
ベルディヒは21歳のレヘチカについて「彼はとても若いんだ。僕が見たのは、彼が自分のゲームに集中している姿。とてもいい選手だと思うよ。僕が好きなのは、彼のフィットネスの準備、つまり体が丈夫なことだ。若い子たちの中には、それに苦労する子もいる。若い子たちは、もっと筋肉が必要だったり、パワーが足りなかったりするんだ。でも、彼の場合はそうではない」と評した。
ツアーレベルでマッチ640勝、タイトルは13個獲得しているベルディヒは以前からレヘチカのテニスを「自分と似ている」と語ってきた。
「彼(レヘチカ)もそう言っていたんだ。誰かが僕の試合を見てインスピレーションを受けていたとしたら、僕にとってこんなうれしいことはないね」
また、ベルディヒは現時点でレヘチカの陣営にコーチとして加わる計画はまったくないとも明かした。ドバイでプレーを確認したのはレヘチカのコーチであるミハイル・ナブラティルと友人関係だからだとしている。
「僕は常に本能のままに、そして、その時々に感じるままに行動してきた。だから、物事がどのように展開し、どのように進んでいくかを見ていくつもりだよ。まだ何も約束はしていないし、その必要もないと思う。彼のチームは良いし、強い。だから、適切な時期、適切な瞬間に、その時がくるかもしれないね」
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