男子テニスのデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)は19日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
T・フリッツ(アメリカ)が第4シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-0, 5-7, 6-2のフルセットで破って、今季ツアー初優勝を果たすとともに、通算6勝目をあげた。
>>メドベージェフらカタールOP組合せ<<>>アルカラスらリオOP組合せ<<前週のダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP250)ではベスト4という結果に終わっていた世界ランク7位のフリッツ。今大会は3試合を戦い失ったセットは0と調子を上げている。
決勝戦の第1セットはその好調がそのまま表れ、4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得。サービスゲーム時にはわずか2ポイントしか落とさない完璧なプレーを披露すると、リターンゲームでは3度のブレークに成功し圧倒する。
第2セットでもブレークを許すことなく終盤へ。第8ゲームでは2度のブレークポイントを決められなかったが、5-4で迎えた第10ゲームではマッチポイントを握る。しかしこれを決め切れずにキープされると、第11ゲームでこの試合初のブレークを許し、大会を通じて初めてセットを落とした。
悪い流れを断ち切りたいフリッツはファイナルセット第4ゲームで先にブレークに成功し主導権を再び握ると、ゲームカウント5-2の第8ゲームで優勝を決めるブレークを奪い、1時間57分でタイトルを獲得した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフリッツのコメントが掲載されている。
「ファンの盛り上がりはすごかったし、スタンドの人数の多さに、ホームイベントでプレーするアメリカ人であることを本当に誇りに思うよ。素晴らしい大会だった。ありがとう!」
また、デルレイビーチ・オープン31年の歴史のなかで初となる「世界ランクトップ10プレーヤー」の優勝者となった。
■関連ニュース
・アルカラス NBAスターと2ショット・錦織「足首に痛み」原因も分からず・ルーネ 途中棄権「健康が第一」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング