女子テニスのアッパー・オーストリア・レディース・リンツ(オーストリア/リンツ、室内ハード、WTA250)は12日、シングルス決勝が行われ、第8シードの
A・ポタポヴァが第6シードの
P・マルティッチ(クロアチア)を6-3, 6-1のストレートで破り、昨年4月のTEB BNPパリバ・テニス・チャンピオンシップ・イスタンブール(トルコ/イスタンブール、レッド クレー、WTA250)以来約10カ月ぶりのタイトルを獲得した。
同大会1回戦で世界ランク65位の
L・ブロンゼッティ(イタリア)、2回戦で同69位の
J・ニーマイヤー(ドイツ)、準々決勝で同107位の
AL・フリードサム(ドイツ)、準決勝で同74位の
M・ボンドロウソワ(チェコ)を下し、決勝進出を果たしたポタポヴァ。
この日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したものの、第4ゲームでブレークバックに成功。その後の第7ゲームから3ゲーム連取に成功し、49分で先行する。
続く第2セット、ファーストサービスが入った時に90パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど、1度もブレークを許さないプレーを見せる。リターンゲームでは3度のブレークに成功し、1時間16分で勝利した。
女子テニス協会のWTAは公式サイトでポタポヴァのコメントを紹介している。
「タフな1週間だったわ。正直言って、ベストなコンディションでここに来ることができなかったから、最後はある意味予想外の結果になった。最初の試合からこのレベルを持ってくることができれば、もしかしたらドローでもっと上に行けるかもしれないわね」
「プレーを実行することができ、日ごとに調子が上がってきた。最終日には限りなくフレッシュになり、1回戦の前よりも調子が良くなっていることがわかった。おかしな話だけど、本当なの」
この結果により13日に発表された世界ランキングで21歳のポタポヴァは44位から31位に浮上し、キャリアハイを記録している。
■関連ニュース
・大坂66位へ 13日付の世界ランク・青山/チャン組 逆転負けで準V・MP3度凌ぎ大逆転で今季2勝目■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング