女子テニスで元世界ランク1位の
A・バーティ(オーストラリア)は8日、オーストラリアの「ドン・アワード2022」を受賞した。
「ドン・アワード」は1998年にスポーツ・オーストラリア殿堂によって導入され、毎年、スポーツ・オーストラリア殿堂選考委員会により、過去12ヶ月間の功績と模範によって、国民に最も感銘を与えたオーストラリアの現役スポーツ選手またはチームに贈られる。初代受賞者であるドナルド・ブラッドマン卿にちなんで名づけられ、オーストラリアのスポーツ界で最高の栄誉とみなされている。
バーティは今季、1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で1勝目を挙げると、続く全豪オープンでは初優勝を果たすと共にオーストラリア人女性選手として1978年のC・オニール以来44年ぶりのタイトルを掲げた。そして、2022年年3月23日に引退を表明している。
オーストラリアテニス協会は公式サイトにバーティのコメントを掲載しており「オーストラリアのスポーツ界で特別な賞の1つであるドン・アワードを受賞することができ、とても光栄に思う」と語った。
また、現役引退と現在の生活については次のように述べている。
「今年は私にとって最も楽しい全豪オープンだった。自由な感じがしたからね。プレッシャーはなかったわ。自分がずっとやりたかったプレー、つまりスポーツに夢中になった子供のようなプレーをしようとしただけよ」
「完璧な終わり方はないと思っていたけれど、私にとっては完璧な終わり方だったわ。優勝や感動で終わろうと思ったのではなく、ただ、総合的に判断してそれが正しいと思った。今、この決断は9ヶ月に及ぶコート外での素晴らしい生活へと繋がっている」
キャリアで2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む15個のタイトルを獲得しているバーティ。2019年にも「ドン・アワード」を受賞しており、今回が3年ぶり2度目の受賞となった。
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