男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会4日目の17日、シングルスの予選ラウンドロビン「グリーングループ」第2戦が行われ、第10シードの
C・ノリー(イギリス)は第8シードの
C・ルード(ノルウェー)に6-1,3-6,4-6の逆転で敗れ、決勝トーナメント進出を逃した。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<Nitto ATPファイナルズは、年間の大会獲得ポイント「RACE TO TURIN」の上位8人が出場するシーズン最後の大会。
4選手ずつグリーングループとレッドグループに分かれて3セットマッチによる総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。
本戦に欠場者が出た場合の補欠として会場に待機していたノリーは第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)が右ひじの負傷により棄権したため急遽、ATPファイナルズ初出場を果たした。
第1セット、ファーストサービスが入った時に85パーセントの高い確率でポイントを獲得したノリーは第4・第6ゲームでブレークに成功し4ゲームを連取。1度もブレークされずに先行する。第2セットではお互いにサービスキープが続いたが、第8ゲームでブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセット、第5ゲームで3度のブレークチャンスを掴まれブレークを許すとその後は1度もブレークチャンスを掴むことができず、1時間54分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPはノリーのコメントを掲載し「練習では調子が良く、試合に臨む準備ができていた。そして全力で試合に臨み、楽しむことができた。第2セットと第3セットの2、3ゲームが勝負の分かれ目だった。自分のレベルにはとても満足しているよ」と語った。
「今週はこれまでのところ、自分にとっては信じられないようなことが起きている。デビスカップに向けてトレーニングしていたので、ここで試合できたのはうれしい。経験を積むためにはとても重要なこと」
ノリーは今季、8月のアビエルト・デ・テニス・ミフェル(メキシコ/ロスカボス、 ハード、ATP250)でツアー初優勝を果たし、10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では「ATPマスターズ1000」初優勝。ツアーレベルで自己最多の50勝を挙げ、大躍進を遂げた。
「自分のキャリアにとって最大の試合の1つだったので、インディアンウェルズでの経験を教訓にしようと思った。僕は、(ルードとの)試合での自分のプレーにとても満足している。補欠としてプレーしていたので失うものは何もなかったし、自分の力を発揮することができた。彼(ルード)のおかげで、今までで最高のサーブをすることができた」
最後にノリーは第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する第3戦についてもコメントしている。
「待ち遠しいね。これまで彼(ジョコビッチ)と対戦したこともなければ、一緒に練習したこともないので僕にとっては初めての経験。今から楽しみだよ。今日の彼を見ていても、しっかりとボールを捉えていた。彼はこのようなコートではとてもいい。難しいと思うけど楽しみにしている。自分の居場所があるかどうか、あのような選手と競争できるかどうかを見極めたいね」
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11/14(日)~11/21(日)
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