男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は28日、シングルス2回戦が行われ、予選から出場している世界ランク49位の
F・ティアフォー(アメリカ)が第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)を3-6,6-3,6-4の逆転で破り、大会初のベスト8進出を果たした。
>>サンクトペテルブルク・オープン組み合わせ<<この試合の第1セット、ティアフォーはチチパスに5本のサービスエースを決められるなどファーストサービスが入ったときに88パーセントの高い確率でポイントを獲得され、ブレークチャンスを1度も握ることができないまま先行を許した。
しかし、第2セットでは自身のサービス確率が向上。サービスゲームではわずか3ポイントしか落とさない完璧なプレーを披露すると、リターンゲームではチチパスのセカンドサービスを狙い撃ちしブレークを奪う。セットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセットに入っても流れを渡さなかったティアフォーは2度のブレークチャンスをどちらも決め切り、1時間49分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはティアフォーのコメントが掲載されている。
「試合の最初からファンが興奮してくれていたね。僕はそんな場所でプレーしたいしそこで全力を尽くしたい。小さな子どもたちが『Big Foe』と叫んでくれたけどそれが試合の目的なんだ。誰と対戦するかはほとんど関係ない。もちろん、ステファノス(チチパス)や上位選手に勝ちたいと思うのは当然だし、戦績に残すのはいいことで素晴らしいことだよ」
「満員の観客の中でプレーするのが好きなんだ。自分の家のように感じる。正直結果はほとんど重要ではない。子どもたちが来てくれて、親が子どもたちを連れてきてお金を払って僕のプレーを見に来てくれる。僕が楽しんでいるように、みんなにも楽しんでもらいたい。僕の義務は自分の力をすべて出し切ることだけど、同時にみんなに楽しんでもらうことも大切なんだ。スタジアムの上の方で見ている子どもたちには『フランシス・ティアフォー』のプレーを見て、楽しい時間を過ごしたことを記憶に残して帰ってもらいたいんだ」
ティアフォーは準々決勝で第8シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンは2回戦で世界ランク21位の
G・モンフィス(フランス)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードの
C・ルード(ノルウェー)、第6シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第7シードの
J・シナー(イタリア)らが8強入りを決めている。
[PR]男子テニスATPツアー500 ウィーン
10/25(月)~10/31(日)
男子テニスATPツアー マスターズ1000 パリ
11/1(月)~11/7(日)
WOWOWオンデマンドで配信!■放送&配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・マレー怒り「尊敬失くした」・「大坂の考え同意できない」・錦織 1つ上げて48位に浮上■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング