テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク102位の
K・アンダーソン(南アフリカ)を6-3,6-3,6-3のストレートで破り、15度目の3回戦進出を果たした。試合後の会見では今大会の芝の状態に言及し「コートのせいではない」と語った。
>>錦織らウィンブルドン対戦表<<>>錦織vsトンプソン 1ポイント速報<<新型コロナウイルスの感染拡大のため2019年以来2年ぶりの開催となるウィンブルドン。2018年大会の決勝の再現となったこの試合はジョコビッチが9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。アンダーソンにブレークチャンスを与えないプレーを披露すると、リターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間41分で勝利した。
また、ジョコビッチは今大会の1回戦に続きこの試合でも芝で滑り転倒。大きなけがはなかったものの、ひやりとする場面があった。
試合後の会見では芝の状態について「最初の試合でも今日の試合でも、芝との接触は非常に多かった。何度か転倒したし、自分が思っている以上に転倒したかもしれない」とコメント。
続けて「でも、それはコートのせいではないと思う。明らかにここ数日間は雨が降っていた。屋根のある場所での試合は、湿度が芝の表面に影響して普通の状況よりも少し滑りやすくなっていたのかもしれない」と話した。
「2年間くらい芝のコートでプレーしていなかったことや、動きや跳ね返りなどが芝とはまったく異なるクレーで数カ月プレーしてきたこと、そして常に滑るサーフェスであることから、まだ動きを調整し、ここに適応しているところだ。まだ2試合しかしていないからね。でも、結果的に試合に勝てるのであればもっと転んでも構わないよ」
2019年以来2年ぶり6度目のウィンブルドン制覇とともに、四大大会20勝目を狙うジョコビッチは3回戦で、世界ランク90位の
A・セッピ(イタリア)と同114位の
D・クドラ(アメリカ)のどちらかと対戦する。
同日行われた1回戦では、第7シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)や第13シードの
G・モンフィス(フランス)、第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、世界ランク53位の
錦織圭、同58位の
西岡良仁らが初戦突破を決めている。
[PR]ウィンブルドンテニス
6/28(月)~7/11(日)
WOWOWで連日生中継!■放送&配信スケジュールはこちら>
■関連ニュース
・ジョコ破る金星「実感ない」・セリーナ 東京五輪欠場へ・衝撃の引退マレー「疲れた」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング