テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は大会２日目の３１日、男子シングルス１回戦が行われ、第１８シードのＪ・シナー（イタリア）が世界ランク８５位のＰＨ・エルベール（フランス）を6-1，4-6，6-7 (4-7)，7-5，6-4のフルセットで破り、２年連続２度目の初戦突破を果たした。

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昨年秋に行われた前回大会では初出場ながらベスト８に駒を進めていた１９歳のシナー。この試合の序盤は強烈なストロークを武器に８本のウィナーを放つなど３度のブレークを奪い、第１セットを先取した。

しかし、第２・第３セットでは地元の声援を受けるエルベールに攻め込まれ落とすと、第４セットではゲームカウント４－５で迎えた第１０ゲームでマッチポイントを握られる崖っぷちに追い込まれる。それでもシナーがこれを防ぎきると、流れを掴みそこからファイナルセットにかけて５ゲームを連取。最後まで主導権を離さなかったシナーが３時間３２分の熱戦を制し初戦突破を決めた。

２回戦では世界ランク８７位のG・マジェル（イタリア）と対戦する。マジェルは１回戦でラッキールーザーで出場した同１３４位のＰ・ゴヨブジク（ドイツ）を下しての勝ち上がり。

同日には第３１シードのＪ・イズナー（アメリカ）や世界ランク４１位のＦ・クライノビッチ（セルビア）らが２回戦へ駒を進めている。

一方、敗れたエルベールは５年連続５度目の全仏オープン初戦突破とはならなかった。

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