テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク35位の
錦織圭が第32シードの
D・エヴァンス(イギリス)を1-6, 6-1, 7-6 (7-3), 1-6, 6-4のフルセットで破り、6年連続9度目の初戦突破を果たした。3時間49分におよぶ死闘を制した錦織は会見で「きつかったです。寒さもあったので体も動かなかった。最後は1番集中できた」と振り返った。
>>錦織vsトラヴァグリア 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、両者一進一退の攻防を繰り広げる中、錦織はファイナルセットに入ると息を吹き返して序盤の3ゲームを連取。その後はゲームカウント3−3に追いつかれたが、第9・第10ゲームを連続で取り、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約1年ぶりの四大大会復帰戦で白星をあげた。
「出だしがかなり悪かった。アップダウンがある試合で、結構大変でした。寒いコンディションで、とてもやりにくかった。やらなければいけないことがしっかりできた。終わり方だけはよかった」
「『できる全てを』と思っていた。自分に無理に期待もしていなかった。1試合1試合を戦うだけ。グランドスラムだからという緊張はなかった。彼(エヴァンス)のプレーに翻弄されてしまったのはあった」
2回戦では、世界ランク74位の
S・トラヴァグリア(イタリア)と対戦する。トラヴァグリアは1回戦で同51位の
P・アンドゥハル(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
今年の全仏オープンは新型コロナウイルスの影響で開催時期が5月から9月へ延期。さらに観客動員数が1,000人に削減、使用球の変更、予選は無観客で開催、定期的なPCR検査を受けるなど、これまでとは異なる状況で行われている。
その他の日本勢では、世界ランク52位の
西岡良仁は第19シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、同94位の
杉田祐一は第28シードの
C・ルード(ノルウェー)、同95位の
内山靖崇は同87位の
A・バラズ(ハンガリー)と1回戦で顔を合わせる。
今大会の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードは
R・ナダル(スペイン)、第3シードは
D・ティーム(オーストリア)、第4シードはD・メドヴェデフ、第5シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第6シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第7シードは
M・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードは
G・モンフィス(フランス)。
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