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母国に寄付「1歩ずつ進む」

ヒューゴ・デリエン
世界ランク94位のデリエン
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトスペイン語版は28日、世界ランク94位のH・デリエン(ボリビア)のコメントを掲載した。南米での新型コロナウイルスの影響や、自身の子どもについて語っている。

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26歳のデリエンはこれまで、ツアー優勝の経験は無いものの昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では四大大会初勝利をあげるなど、母国ボリビアのテニス界を牽引している。

デリエンは公式サイトで「僕は物資の購入をしたよ。最初の寄付は個人的なものになるが、2回目以降はより大きなものになるようキャンペーンとしてたくさんの人の力を借りたい。ボリビアの人たちは僕を多くのことで助けてくれた。今はそれを他の人に貢献する時」と語った。

これまでに260枚のマスクや医療用のガウン、体温計などを寄付しているデリエンは続けて「国として、社会として、そしてボリビア人として僕らは全員が家族にならなければならない。国が一丸となり1歩ずつ進む必要がある。僕が今回のように活動するのは初めてだけど、ぜひ他の人たちも賛同してほしい」と述べた。

また、妻でありテニス選手でもあるカミラ氏との間に女児が誕生したことにも触れた。

「彼女はパラグアイにいるんだ。僕がその場に立ち会うことはできなかったが、今のところ全てうまくいっているのは幸せなこと。母子ともに健康でなにより赤ちゃんが可愛いよ。国境間の移動が楽になって、家族と心の底から過ごせるようになることを祈っている。最高のことだ。家族として生活が始められることに感謝したい」

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