男子テニスのATPカップ(オーストラリア/パース、ブリスベン、シドニー)は4日、セルビアと南アフリカのグループA第1戦が行われ、世界ランク2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が同91位の
K・アンダーソン(南アフリカ)を7-6 (7-5), 7-6 (8-6)のストレートで破り、今季初戦を白星で飾った。
>>大坂らブリスベン国際 対戦表<<シングルス2試合、ダブルス1試合で競われる同大会。
シングルスの第2試合に登場したジョコビッチはこの日、ファーストサービスが入ったときに78%の確率でポイントを獲得するも、肘や膝のけがから約6カ月ぶりの復帰となったアンダーソンに17本のサービスエースを決められるなど苦戦。第1・第2セットともにタイブレークに突入し、最後はジョコビッチが振り切った。試合時間は2時間19分。
男子プロテニス協会ATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「今シーズンの素晴らしい初戦となった。本当にうれしくて自分でも驚いてしまったくらい。特に(会場に来ていた)セルビア人は大きな情熱を試合に注入してくれたと思っている」
「今日の試合には満足している。彼(アンダーソン)は非常に高いレベルでプレーしていた。素晴らしいものになったと思う」
一方、敗れたアンダーソンは「復帰した最初の試合がノヴァーク(ジョコビッチ)というのは難しいものだ。少し緊張したスタートとなってしまったが最初のセットから最後のポイントまで、しっかり試合が出来たと感じている」と約6カ月ぶりの復帰戦での手応えを語った。
4日に行われたセルビアと南アフリカの試合結果は以下の通り。
シングルス第1試合:
D・ラヨビッチ(セルビア) 3-6, 7-6 (7-4), 6-3
L・ハリス(南アフリカ)シングルス第2試合:N・ジョコビッチ 7-6 (7-5), 7-6 (8-6) K・アンダーソン
ダブルス:N・カチッチ(セルビア)/
V・トロイキ(セルビア) 6-3, 6-2
R・クラーセン(南アフリカ)/ R・ロールフセ(南アフリカ)
セルビアはグループリーグ第2戦でフランスと、南アフリカはチリと対戦する。同日行われたフランス対チリはフランスが2勝1敗で白星をあげた。
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